2023-11-26 / 最終更新日時 : 2023-11-27 タオ 思慕の情 思ひ出の記-跋文(2)建礼門院右京大夫集を書いて 2.少しづつ書いて 釈文:「すこしづつ書きつけたるなり。おのづから、人の『さることや』などいふには、いたく思ふままのこと」 選字は「春こ志 徒ヽ書支川介多類奈里於農つ可ら ひと能さるこ度や奈とい布爾八意多 久思ふまヽ能こ […]
2023-11-25 / 最終更新日時 : 2023-11-25 タオ 思慕の情 思ひ出の記-跋文(1)建礼門院右京大夫集を書いて 1.くりかえし思へば 釈文:「かへすがへす、憂きよりほかの思ひ出でなき身ながら、年はつもりて、いたづらに明かし暮すほどに、思ひ出でらるることどもを、」 選字は「可遍須可へ春憂支よ梨ほ可農思ひ 出てなき身那可ら年者徒毛り天 […]
2023-11-24 / 最終更新日時 : 2023-11-24 タオ 思慕の情 俊成からの返事に(3)建礼門院右京大夫集より 3.蓬莱山の仙人が 釈文:「亀山や 九かへりの ちとせをも 君が御代にぞ そへゆづるべき」 選字は「賀免やま屋九可遍り乃千登せ越毛 君可御代耳そ處倍ゆ川る邊支」 鑑賞:「亀山」とは「亀の上の山」に同じ。『列子』湯問に、天 […]
2023-11-23 / 最終更新日時 : 2023-11-23 タオ 思慕の情 俊成からの返事に(2)建礼門院右京大夫集より 2.昔のことを 釈文:「『かやうによろこびいはれたる、なほ昔のことも、物のゆゑも、知ると知らぬとは、まことに同じからずこそ』とて」 選字は「かやう爾よ露こひい者れ多る奈ほ昔の こ登毛物農遊衛もし類と志ら ぬと波万こと耳お […]
2023-11-22 / 最終更新日時 : 2023-11-23 タオ 思慕の情 俊成からの返事に(1)建礼門院右京大夫集より 1.這ふようにして 釈文:「返事(かへしごと)に、『かたじけなき召しに候へば、這ふ這ふまゐりて、人目いかばかり身苦しくと思ひしに、」 選字は「返事耳可たし遣な支召志爾候 へ盤はふ者布まゐ里弖飛と免い可 者かり見久流し九と […]
2023-11-21 / 最終更新日時 : 2023-11-22 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(5)建礼門院右京大夫集から 5.今日からさらに 釈文:「君ぞなほ 今日より後も 数ふべき 九がへりの 十のゆくすゑ」 選字は「君曽奈ほ希婦よ里能遅も数不へ支 こヽ能可遍り農登うの遊久春ゑ」 歌意は「九十の祝賀を賜った俊成殿は、今日から後もさらに九十 […]
2023-11-20 / 最終更新日時 : 2023-11-20 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(4)建礼門院右京大夫集から 4.夜通し拝見して 釈文:「よもすがらさぶらひて見しに、昔のことおぼえて、いみじく道の面目なのめならずおぼえしかば、つとめて入道のもとへ、そのよしもうしつかはす。」 選字は「夜毛須可ら散ふ 羅飛て見志爾昔農こと於本えてい […]
2023-11-19 / 最終更新日時 : 2023-11-19 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(3)建礼門院右京大夫集から 3.二条殿へ 釈文:「二条殿へまゐるべきよし仰せ事とて、範光の中納言の車とてあれば、まゐりて、文字二つ置きなほして、やがて気もゆかしくて」 選字は「二条 殿へまゐ流邊支よし仰せ事と弖 範光の中納言農車登てあれ者ま 井利て […]
2023-11-18 / 最終更新日時 : 2023-11-18 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(2)建礼門院右京大夫集から 2.刺繍を直して 釈文:「置きてしを、『けさぞ』の『ぞ』文字、『仕へむ』の『む』文字を、『や』と、『よ』とになるべかりけるとて、にはかにその夜になりて」 選字は「お幾て し越希さ曽のそ文字仕へ無の無 も志をやとよ登爾那る […]
2023-11-17 / 最終更新日時 : 2023-11-18 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(1)建礼門院右京大夫集から 1.もう少し良さそうな 釈文:「とありしが、給はりたらむ人の歌にては、今すこしよかりぬべく、心のうちにおぼえしかども、そのままに置くべきことなれば」 選字は「と阿里し可多まは利堂らむ人農 歌耳て者今須こしよかりぬへ久 こ […]