2025-06-01 / 最終更新日時 : 2025-06-01 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(7)和泉式部日記より 7.伏見の里を釈文:「ねぬる夜の寝覚めの夢にならひてぞ ふしみの里を今朝はおきける」 選字は「年ぬ流よ農寝佐め乃夢爾奈羅日て處 婦し美農里越介散者於支幾る」 歌意は「一人で寝る夜の、寝覚めの夢に慣れてしまい、あなたと共に […]
2025-05-31 / 最終更新日時 : 2025-06-01 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(6)和泉式部日記より 6.他の人が起きる前に釈文:「明けぬれば、やがてゐておはしまして、人の起きぬさきにと、いそぎ帰らせ給ひて、つとめて」 選字は「明希ぬれ者や可傳井て於盤しま し天飛登の起支ぬ佐き耳とい所 幾帰らせ給ひて徒と免て」 鑑賞:「 […]
2025-05-30 / 最終更新日時 : 2025-05-30 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(5)和泉式部日記より 5.おろそかにして釈文:「おろかにすぎにし方さへくやしうおぼさるるもも、あながちなり。」 選字は「おろ可に春支志 方佐遍久やし有於本さるヽも阿奈可遅 奈里」 鑑賞:「おろかに」おろそかに。宮がこれまで女をおろそかにしてお […]
2025-05-29 / 最終更新日時 : 2025-05-29 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(4)和泉式部日記より 4.例の右近釈文:「例の右近の尉、この童とぞ近くさぶらふ。あはれにもののおぼさるるままに」 選字は「連い農右近の尉この童と所ち可久佐布らふ阿者連耳も能ヽお本さ流ヽまヽに」 鑑賞:「この童」小舎人童。「この」は「例の」に同 […]
2025-05-28 / 最終更新日時 : 2025-05-28 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(3)和泉式部日記より 3.みなが寝静まって釈文:「人静まりてぞおはしまして、御車にたてまつりて、よろづのことをのたまはせ契る。心えぬ宿直のをのこどもぞめぐりありく。」 選字は「人静ま利傳曽お盤 志万し天御車耳多てま徒里て よ露つ農こと越乃まは […]
2025-05-27 / 最終更新日時 : 2025-05-27 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(2)和泉式部日記より 2.車宿りに釈文:「しひゐておはしまして、御車ながら人も見ぬ車宿りに引き立てて、入らせ給ひぬれば、おそろしく思ふ。」 選字は「し飛傳井てお者 しま事弖御車奈可羅人毛見ぬ 車宿り二引支立てヽ入ら勢多ま比ぬ連八 お處ろし久思 […]
2025-05-26 / 最終更新日時 : 2025-05-25 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(1)和泉式部日記より 1.四十五日の忌み違へ釈文:「このころは、四十五日の忌み違へせさせ給ふとて、御いとこの三位の家におはします。例ならぬ所にさへあれば、『見苦し』ときこゆれど」 選字は「このこ路者四十五日の忌み多可遍せ佐世給不 登弖御いとこ […]
2025-05-25 / 最終更新日時 : 2025-05-25 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(15)和泉式部日記を書いて 15.方ふたがりなので釈文:「とて、その日も暮れぬえば、おはしまして、こなたのふたがれば、しのびて、ゐておはします。」 選字は「とて楚農ひ毛暮れぬ連八於者し まし亭こ那多農布堂可れ盤 志能飛てゐ天おはしま春」 鑑賞:「こ […]
2025-05-24 / 最終更新日時 : 2025-05-24 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(14)和泉式部日記を書いて 14.散る紅葉に釈文:「もみぢ葉の見にくるまでも散らざらば 高瀬の舟のなにかこがれん」 選字は「毛美千者能見耳具流まて裳ちら 斜ら八高瀬の舟乃な爾駕こ可霊无」 歌意は「紅葉は散るから憧れるのです。その紅葉が散らずに残って […]
2025-05-23 / 最終更新日時 : 2025-05-23 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(13)和泉式部日記を書いて 13.車に乗りて釈文:「山べにも車に乗りて行くべきに 高瀬の舟はいかがよすべき」 選字は「山遍耳も倶るまに農利て行久へ支二 多かせの布年八意可閑よ須邉支」 鑑賞:「さはることありて」といって拒んだことに宮はこだわっていた […]