2022-05-28 / 最終更新日時 : 2022-05-28 タオ 人々の交わる世の中で 翼がないのに自然にまかせて飛ぶとは(2)荘子より 2.意見が用いられるようなら 「若能入遊其 樊而无感其名入則鳴不則止无 門无毒一宅而寓於不得己則幾矣 絶迹易无行地難」 書き下し文は、「若能く入りて其の樊に遊び、而も其の名に感(うご)くことなく、入れらるれば則ち鳴り、入 […]
2022-05-27 / 最終更新日時 : 2022-05-27 タオ 人々の交わる世の中で 翼がないのに自然にまかせて飛ぶとは(1)荘子より 1.私自身の存在が 「荘子・人間世篇」の中で、弟子の顔回は孔子に、ひどく荒れて乱れた国の皇帝を正すために会いに出かけたいと言います。孔子はあれこれと提案する顔回に対し、心斎であれと助言をします。すると、顔回は 「顔回曰回 […]
2022-05-26 / 最終更新日時 : 2022-05-23 タオ 思慕の情 夢の中で夢を見ているような(4)建礼門院右京大夫集から 4.仏に向かって 「人にも物もいはれず、つくづくと思ひ続けて、胸にも余れば、仏に向ひたて まつりて、泣き暮すほかのことなし。」 選字は、「人に毛物 裳い者禮春つ具ヽヽ登思ひ徒ヽ介て む年耳も阿ま […]
2022-05-25 / 最終更新日時 : 2022-05-23 タオ 思慕の情 夢の中で夢を見ているような(3)建礼門院右京大夫集から 3.情けを知る人は誰も 「さすが心あるかぎり、このあはれをいひ思はぬ人はなけれど、かつ見る 人々も、わが心の友はたれかはあらむとおぼえしかば」 選字は、「さ須可こヽ路あるか支里こ能阿者連 をい飛於も者ぬ人者奈希れ […]
2022-05-24 / 最終更新日時 : 2022-05-23 タオ 思慕の情 夢の中で夢を見ているような(2)建礼門院右京大夫集から 2.信じられない出来事が 「といひしことの、げにさることと聞きしも、なにとかいはれむ、 涙のほかは、言の葉もなかりしを、つひに秋の初めつかたの、 夢のうちの夢を聞きし心ち、なににかはたとへむ。」 選字は、「といひ志 […]
2022-05-23 / 最終更新日時 : 2022-05-23 タオ 思慕の情 夢の中で夢を見ているような(1)建礼門院右京大夫集から 1.もう生きているとは 資盛の言葉は切実さを増します。「よろづ、ただ今より身をかへたる身と思ひなりぬるを、なほともすれば もとの心になりぬべきなむ、いとくちをしき」 選字は、「よ路つ多ヽ今余り身越可倍多る みと思 […]
2022-05-22 / 最終更新日時 : 2022-05-20 タオ 思慕の情 あなたへ手紙を差し上げなくても(4)建礼門院右京大夫集を書いて 4.西海へ落ちても 「いづくの浦よりもせじと思ひとりたるを、『なほざりにて聞えぬ』など なおほしそ」 選字は、「い徒久の浦よ利 も勢しと思ひと里たるをなほさ 梨爾て聞えぬなと難お本し處」 意味は、どこの海 […]
2022-05-21 / 最終更新日時 : 2022-05-20 タオ 思慕の情 あなたへ手紙を差し上げなくても(3)建礼門院右京大夫集を書いて 3.自分でも自信がないから なおも資盛が話を続けます。 「心弱さもいかなるべしとも身ながらおぼえぬば、なにごとも思ひ捨てて、 人のもとへ、『さても』などいひて文やることなども」 選字は、「心よわさ 毛い可南流遍 […]
2022-05-20 / 最終更新日時 : 2022-05-19 タオ 思慕の情 あなたへ手紙を差し上げなくても(2)建礼門院右京大夫集を書いて 2.そのわけは 資盛は固く決心したその訳を述べます。「そのゆゑは、物をあはれとも、何のなごり、その人のことなど思ひたちなば、 思ふ限りも及ぶまじ。」 選字は、「處の遊衛者物をあ 者れとも何農奈故利曽の人のこ […]
2022-05-19 / 最終更新日時 : 2022-05-19 タオ 思慕の情 あなたへ手紙を差し上げなくても(1)建礼門院右京大夫集を書いて 1.心の準備をして 資盛の話は続きます。「また、もし命たとひ今しばしなどありとも、すべて今は、心を昔の身とは 思はじと思ひしたためてなむある。」 選字は、「ま多もし命多と悲いま志者し奈 登あ利と裳須へ今は心を昔の […]