和泉式部日記を書く(六十七)-尼になりなん-(1)

1.なほいましばし
釈文:「尼になりなんなど言ふを、なほいましばし おもひのどめよ、と言ふ人に」

選字は「尼爾な利奈无那と言ふを難本いまし盤志お毛 ひ農と免よと言布人二」

鑑賞:「尼になりなんなど言ふを」尼になって仏道に精進したいと言った私に対して。「おもひのどめよ」もう少し慎重に、の意味。「おもひのどむ」気持ちを落ち着かせて。

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社