和泉式部日記を書く(六十二)-あらざらむ-(1)

1.こころあしきころ
釈文:「こころあしきころ、人に 『あらざらむ この世のほかの おもひいでに いまひとたびの 逢ふこともがな』」

選字は「こヽ路あし支故ろ人爾 阿ら佐羅無こ能世乃本か農於も飛い亭二 意満日登堂ひ農逢布こ度毛可那」

鑑賞:「こころあしきころ」は『正集』では「ここちあしきころ」この歌は百人一首に収められた有名な歌。

歌意は「私ももう長く生きられそうにありません。せめてこの世の思い出に一目だけでもお会いしたい。」

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社