2024-02-08 / 最終更新日時 : 2024-02-09 タオ 感性豊かな才知 後の世語りにも(1)和泉式部日記から 1.はかなき夢を 釈文:「かくて明かすべきにや、とて、はかなき夢をだに見て明かしては なにをか後の世語りにせん」 選字は「か久天明可春遍支耳やとて は可毛那支夢を多耳見弖あ賀して八 難爾遠可能遅のよ語り二勢无」 歌意は「 […]
2024-02-07 / 最終更新日時 : 2024-02-07 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(13)和泉式部日記を書いて 13.夜も更けて 釈文:「など、はかなきことにきこえなすほどに、夜もやうやう更けぬ。」 選字は「那と者可難支ことにきこえ奈 寸ほと爾夜毛やうヽヽ更希ぬ」 大意は「など、とりとめのない話をしていると、夜もだんだんと更けてい […]
2024-02-06 / 最終更新日時 : 2024-02-06 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(12)和泉式部日記を書いて 12.前の方のようには 釈文:「『よも、さきざき見給ふらん人のやうにはあらじ』とのたまへば、『あやし。こよひのみこそ、きこえさすると思ひ侍れ、さきざきはいつかは』」 選字は「よも佐支ヽヽ見多ま布羅無人のやう 耳者阿らしと […]
2024-02-05 / 最終更新日時 : 2024-02-05 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(11)和泉式部日記を書いて 11.古いしきたりに 釈文:「ふるめかしう奥まりたる身なれば、かかるところにゐならばぬを、いとはしたなき心地するに、そのおはするところにすゑ給へ。」 選字は「布流め可しうお供まり多る身那連八 賀ヽると許ろ二ゐ奈者ぬを以度 […]
2024-02-04 / 最終更新日時 : 2024-02-05 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(10)和泉式部日記を書いて 10.明るい月夜に 釈文:「これも、心づかひせられて、ものなどきこゆるほどに、月さし出でぬ。いとあかし。」 選字は「これ裳心つ可非せら連傳もの奈と記こ遊る ほと耳月散し出てぬい登阿閑志」 鑑賞:女が皇室の宮様をお迎えする […]
2024-02-03 / 最終更新日時 : 2024-02-05 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(9)和泉式部日記を書いて 9.形式的にお話して 釈文:「ものばかりきこえん、と思ひて、西の妻戸にわら座差し出でて、いれたてまつるに、世の人の言へばにやあらん、なべての御様にはあらず、なまめかし。」 選字は「も能者可利幾こ 盈无と思比て西の妻戸二王 […]
2024-02-02 / 最終更新日時 : 2024-02-05 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(8)和泉式部日記を書いて 8.都合が悪いと 釈文:「女、いと便なき心地すれど、なし、ときこえさすべきにもあらず、ひるも御返りきこえさせつれば、ありながらかえしたてまつらんも、なさけなかるべし」 選字は「女以登 便奈支心地寸連と奈し登き故えさ寸 へ […]
2024-02-01 / 最終更新日時 : 2024-02-01 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(7)和泉式部日記を書いて 7.粗末な牛車で 釈文:「(とのた)まはすれば、さなめり、と思ひてさぶらふ。あやしき御車にておはしまいて、『かくなん』と言はせ給へれば」 選字は「万は春連八沙奈ヽ免里と於母日弖さ婦ら ふ阿やし支御車爾お盤るまい天 可具難 […]