2024-02-28 / 最終更新日時 : 2024-02-28 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(3)和泉式部日記より 3.五月の始まりに 釈文:「しのび音は苦しきものをほととぎす 木高き声をけふよりは聞け」 書き下し文は「し能飛年者九流志支ものを本とヽ記寸 木多可幾こ衛乎希ふよ理者支遣」 歌意は「声をひそめて鳴くことはほととぎすにとって […]
2024-02-27 / 最終更新日時 : 2024-02-27 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(2)和泉式部日記より 2.お目にかかることができずに 釈文:「ときこえさせたれど、人々あまたさぶらひけるほどにて、え御覧ぜさせず。つとめて持て参りたれば、見給ひて」 選字は「と支許えさ勢多連登人々あ万堂佐不ら 比介流本と耳て江御覧せ沙世数つと […]
2024-02-26 / 最終更新日時 : 2024-02-27 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(1)和泉式部日記より 1.ほととぎすは四月に 釈文:「つごもりの日、女、 ほととぎす世にかくれたるしのび音を いつかは聞かんけふもすぎなば」 書き下し文は「徒こ裳里能日女 本度ヽ支須世耳可九連多流志の飛年遠 い徒可盤き閑无希ふも春支難者」 […]
2024-02-25 / 最終更新日時 : 2024-02-25 タオ 古筆の美しさ 『張季明帖』を臨書して(4)米芾行書三帖から 4.その次は 釈文:「其 次賀八帖 餘非合書」 書き下し文は「其の次は賀八帖 餘は合書に非ざるなり。」 鑑賞:「其」左の空間への働きかけは終画に向けて下部を広げて、「次」を包むようにする。「賀」は逆に上部を大きくして力強 […]
2024-02-24 / 最終更新日時 : 2024-02-25 タオ 古筆の美しさ 『張季明帖』を臨書して(3)米芾行書三帖から 3.長史が第一 釈文:「長史世 間第一帖也」 書き下し文は「長史が世間の第一帖なり」 鑑賞:ここは米芾の特徴である右上がりの文字が連なる。「長」と「史」は同じく右に傾いているが、向きの変化で動きを出す。「世」の横画は思い […]
2024-02-23 / 最終更新日時 : 2024-02-23 タオ 古筆の美しさ 『張季明帖』を臨書して(2)米芾行書三帖から 2.気力また 釈文:「気力復何如也。真行相間。」 書き下し文は「気力復た如何なるやと。真行相間(まじ)わり。」 鑑賞:「気力復何如也」この帖の特徴といえる箇所。連綿の草書で一気に書き上げる。一連の中に文字の大小、広狭、細 […]
2024-02-22 / 最終更新日時 : 2024-02-23 タオ 古筆の美しさ 『張季明帖』を臨書して(1)米芾行書三帖から 1.張季明帖とは 行書三帖は『張季明帖』『李太師帖』『叔カイ帖』から成る。『張季明帖』米芾自身が張旭(ちょうきょく)の秋深帖を入手して、その書が張旭の最高傑作であると自慢したものである。連綿草に特徴があり、王献之の学習の […]
2024-02-21 / 最終更新日時 : 2024-02-21 タオ 感性豊かな才知 故宮がお亡くなりになるまで(5)和泉式部日記を書いて 5.つゆ、と 釈文:「と思ひたまふれど、なぐさめずは、つゆ』ときこえたり。おはしまさんとおぼしめせど、うひうひしうのみおぼされて、日ごろになりぬ。」 選字は「登思比多ま婦連と奈里佐め春八つ遊と きこ盈多里 於者し佐無とお […]
2024-02-20 / 最終更新日時 : 2024-02-20 タオ 感性豊かな才知 故宮がお亡くなりになるまで(4)和泉式部日記を書いて 4.実がこもっていない恋 釈文:「おろかにや、と思ふこそ苦しけれ』とあるを、なにか、ここには、かかれどもおぼつかなくも思ほえず これもむかしの縁こそあるらめ」 選字は「おろ可爾やと思ふこ所久類し介連と阿る を何かこヽに者 […]
2024-02-19 / 最終更新日時 : 2024-02-19 タオ 感性豊かな才知 故宮がお亡くなりになるまで(3)和泉式部日記を書いて 3.ひたぶるに 釈文:「暗きほどにぞ、御返りある。ひたぶるに待つとも言はばやすらはで ゆくべきものを君が家路に」 選字は「暗きほと耳處御返りある 飛堂布流耳まつ度い者盤や春羅 者て遊久へ支裳能を支美可い遍路二」 鑑賞:女 […]