2023-12-11 / 最終更新日時 : 2023-12-14 タオ 人生を楽しむ 人生を心ゆくまで味わう(5)陶淵明・飲酒二十首其一から 5.寒さや暑さが 釈文:「寒暑有代謝 人道毎如茲」書き下し文は「寒暑 代謝有り 人道 毎(つね)に茲(か)くの如し」 鑑賞:「代謝」次々と入れかわり移りかわること。代わり来たり辞し去る意。「人道」人間を支配する法則。「毎 […]
2023-12-10 / 最終更新日時 : 2023-12-14 タオ 人生を楽しむ 人生を心ゆくまで味わう(4)陶淵明・飲酒二十首其一から 4.秦の候が 釈文:「邵生瓜田中 寧似東陵時」書き下し文は「邵生 瓜田の中 寧ぞ東陵の時に似んや」 鑑賞:「邵生」は秦の時代の東陵侯・邵平のこと。秦が漢に滅ぼされると、再び官位につかず長安の町の東で瓜を育て、それを売って […]
2023-12-09 / 最終更新日時 : 2023-12-12 タオ 人生を楽しむ 人生を心ゆくまで味わう(3)陶淵明・飲酒二十首其一から 3.衰えることと 陶淵明の詩の中からよく知られる『飲酒』其一を見ていこう。詩文は「衰榮無定在 彼此更共之」書き下し文は「衰栄 定在無く 彼此(ひし)更(こも)ごも之を共にす」 鑑賞:詩形は五言古詩。押韻は之、時、茲、疑、 […]
2023-12-08 / 最終更新日時 : 2023-12-12 タオ 人生を楽しむ 人生を心ゆくまで味わう(2)陶淵明・飲酒二十首其一から 2.陶淵明の詩 四十一歳で県令の職を辞めてから、郷里の田園に暮らし、畑仕事に精を出し、酒を愛し、自然を慈しみ、詩を作るという生活を送り、世に「田園詩人」、「隠逸詩人」と評された。現存するしはおよそ百二十首。その詩は、時 […]
2023-12-07 / 最終更新日時 : 2023-12-12 タオ 人生を楽しむ 人生を心ゆくまで味わう(1)陶淵明・飲酒二十首其一から 1.陶淵明とは 陶淵明は、西暦356年に生まれ427年に亡くなったとされる。東晋、現在の江西省九江市の人。字は淵明。一説には淵明を本名、字を元亮とする。自らは家のそばにあった5本の柳の木にちなんで「五柳先生」と名乗った […]
2023-12-06 / 最終更新日時 : 2023-12-06 タオ 思慕の情 撰者の定家より書き置いた歌を問われて(8)建礼門院右京大夫集から 8.最後に 「承明門院小宰相本を以って 正元二年二月二日書写し畢んぬ」 鑑賞:「承明門院小宰相」は『新勅撰集』初出の歌人で、まだ詳らかでない。従二位藤原家隆の女。初め土御門天皇に仕え、土御門小宰相とよばれる。のち承明門院 […]
2023-12-05 / 最終更新日時 : 2023-12-06 タオ 思慕の情 撰者の定家より書き置いた歌を問われて(7)建礼門院右京大夫集から 7.七条院大納言とは 七条院大納言は、『新古今集』初出の歌人であるが、生没年は正確なことがわからない。中納言藤原実綱の女。母は参河内侍。初めは高倉天皇に支え、のち七条院の能坊となる。 建仁元年(1201)ころ、後鳥羽院の […]
2023-12-04 / 最終更新日時 : 2023-12-04 タオ 思慕の情 撰者の定家より書き置いた歌を問われて(6)建礼門院右京大夫集から 6.この本は 「本に云く建礼門院右京大夫集なり。この本自筆なりけるを、七条院大納言、さりがたきゆかりにて、このさうしを見せられたりけるを、写されたるとなむ。」 大意は「本にいう 建礼門院右京大夫集である。この本が自筆であ […]
2023-12-03 / 最終更新日時 : 2023-12-04 タオ 思慕の情 撰者の定家より書き置いた歌を問われて(5)建礼門院右京大夫集から 5.あなたの心が 釈文:かへし 「おなじくは 心とめける いにしへのその名をさらに 世に残さむ」とありしなむ、うれしくおぼえし。 選字は「かへし 於奈し久者心登免遣るい爾志への 楚乃名を佐ら耳世爾能こさ無 とあ利し那無う […]
2023-12-02 / 最終更新日時 : 2023-11-30 タオ 思慕の情 撰者の定家より書き置いた歌を問われて(4)建礼門院右京大夫集から 4.もし私の歌が 釈文:「言の葉の もし世に散らば しのばしき 昔の名こそ とめまほしけれ」 選字は「言の葉乃毛し世爾遅ら波志農八 しき無可事の名こ曽と免まほ し希連」 歌意は「もしわたしの歌が世に残るのでしたら、忘れ難 […]