韓鵬に寄す(政治を行うのに)(1)七言絶句を臨書する

1.政を行うのに

寄韓鵬作 祥香臨

李頎(りき)作の七言絶句は「寄韓鵬」と題されて、政を心
穏やかに行なっている「君」を称えています。

題の「寄韓鵬」は遠くにいる韓鵬に手紙を送るの意味です。
「韓鵬」は山西省臨分県付近の県令を務めたようですが、詳細は
不明です。一行目から見ていきましょう。

「為政心間物自間」

書き下し文は、「政(まつりごと)を為して心間なれば 物自ず
        から間なり」
現代語にすると、「政治を行うのに、心がおだやかであれば、全てが
自然に静かに治っていくのです。

筆者は、陳鴻寿(1768〜1822)で、清、浙江省の人。画と鉄筆
に巧みでした。
 参考文献:漢詩と名蹟 鷲野正明著 二玄社