2020-10-21 / 最終更新日時 : 2020-10-17 タオ 思慕の情 船の泊りの花他(5)建礼門院右京大夫集から 5.雨中の草花題は、雨の中の草花です。 「過ぎてゆく人はつらしな花すすき まねく真袖に雨はふりきて」 選字は、「春幾て遊久飛とはつら しな八那寸ゝきまね具 万處傳二あ免者ふ利よて」 雨の中にゆれ動く花す […]
2020-10-20 / 最終更新日時 : 2020-10-17 タオ 思慕の情 船の泊りの花他(4)建礼門院右京大夫集から 4.老人を恋ふ 「老人を恋しく思う」の題で何を歌うのでしょうか。 「つくもがみ恋ひぬ人にも いにしへは おもかげにさへ見えけるものを」 変体かなを用いて選字をしたところ、 「つ久裳可みこ比ぬ人爾毛 以耳志倍者 […]
2020-10-19 / 最終更新日時 : 2020-10-16 タオ 思慕の情 船の泊りの花他(3)建礼門院右京大夫集から 3.花が衣に落つ 「花が衣に散りかかっている」という意味の題で詠まれています。 「さそひつる風は梢をすぎぬなり 花はたもとに散りかかりつつ」 選字は、「さそ比徒る風者こ寸衛を 須支ぬなり八那盤多毛登 […]
2020-10-18 / 最終更新日時 : 2020-10-15 タオ 思慕の情 船の泊りの花他(2)建礼門院右京大夫集から 2.とも船も・・ 同じ題で詠んでいます。 「とも船もこぎはなれゆく こゑすなり 霞ふきとけ余呉の浦風」 選字は、「とも船毛こきはな連(ゆ脱字)久故ゑ す那り可須み布支登介よ 許のう羅か世」 意味は、 […]
2020-10-17 / 最終更新日時 : 2020-10-15 タオ 思慕の情 船の泊りの花他(1)建礼門院右京大夫集から 1.船の泊りの花 題は、「船の碇泊場辺りに咲く花」の意です。 「高砂の尾上の春をながむれば 花こそ船のとまりなりけれ」 選字を「高砂の尾上の者流を奈可無 れ盤八なこ楚ふ年農登ま 里奈利希連」 「高砂」は […]
2020-10-16 / 最終更新日時 : 2020-10-04 タオ 思慕の情 すみれ山吹、春の暮(5)建礼門院右京大夫集より 5.早蕨 「早蕨」(さわらび)と聞けば、万葉集の「石走る垂水の上の早蕨のもえいづる春になりにけるかも」を思い出します。 「むらさきの塵ばかりしておのづから ところどころに もゆるさわらび」 選字は、「むら沙きの遅り八 […]
2020-10-15 / 最終更新日時 : 2020-10-04 タオ 思慕の情 すみれ山吹、春の暮(4)建礼門院右京大夫集より 4.滝の辺の残りの・・ 「滝の辺の残りの雪」の題で、滝のあたりの残雪という意です。 「氷こそ春を知りけれ滝つせの あたりの雪は なほぞのこれる」 選字を「こほ利古そ者流をし里 布連た支川せ農阿多り の […]
2020-10-14 / 最終更新日時 : 2020-10-04 タオ 思慕の情 すみれ山吹、春の暮(3)建礼門院右京大夫集より 3.海のみちの・・ 「海のみちの春の暮」の題で、海路の春の夕暮れの意です。 「錨おろす波間にしづむ入日こそ くれゆく春の すがたなりけれ」 選字は、「い可り於ろ春波間爾しつ 牟以利日こ楚久連ゆ具者流 […]
2020-10-13 / 最終更新日時 : 2020-10-04 タオ 思慕の情 すみれ山吹、春の暮(2)建礼門院右京大夫集より 2.ところどころの山吹 「所々に咲いている山吹」を題とし、歌を詠みます。 「我がやどの八重やまぶきの夕ばえに 井手のわたりも見る心ちして」 選字は、「我可やとの八重やま布きの夕 はえ耳井手のわ多里も見る […]
2020-10-12 / 最終更新日時 : 2020-10-04 タオ 思慕の情 すみれ山吹、春の暮(1)建礼門院右京大夫集より 1.名所のすみれ 今回は、言葉のあやを楽しむ歌です。 「おぼつかな ならびの岡の名のみして ひとりすみれの花ぞつゆけき」 選字は、「おぼつ可奈難ら日能岡の名乃み して飛とり春美連の八 那そつ遊介支」 「 […]