2023-04-15 / 最終更新日時 : 2023-04-14 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(8)蘇軾の意を読む 8.変化するということでいえば 釈文:「蓋将 自其變者而觀之、則天地 曾不能一瞬。」 書き下し文は「蓋し将た其の変ずるもの自りして之を観れば、則ち天地も曾て以て一瞬なること能わず。」 現代語にすると、「つまり […]
2023-04-14 / 最終更新日時 : 2023-04-13 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(7)蘇軾の意を読む 7.満ちたり欠けたり 鑑賞:「盈虚者如彼」は月が満ちたり欠けたりすること。本文では異なる字を用いている。 「消長」衰えることと盛んになること。 現代語にすると、「川の水のように流れていきますが、そのまま行ってしまうという […]
2023-04-13 / 最終更新日時 : 2023-04-13 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(6)蘇軾の意を読む 6.川の水が流れるように 釈文:「逝者 如斯而未嘗往也盈虚者 如彼而卒莫消長也。」 書き下し文は「逝く者は斯くの如くなれども、未だ嘗てゆかざるなり。盈虚するものは彼の如くなれども卒(つい)に省長すること莫きな […]
2023-04-12 / 最終更新日時 : 2023-04-10 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(5)蘇軾の意を読む 5.せめて余韻を 釈文:「託遺響於悲風。蘇子 曰客亦知夫水与月乎。」 書き下し文は「遺響を悲風に託せり、と。蘇子曰く、客も亦た夫の水と月とを知るか。」 現代語にすると、「せめて余韻を悲しい秋風に寄せて響かせたのです […]
2023-04-11 / 最終更新日時 : 2023-04-10 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(4)蘇軾の意を読む 4.ほんのわずかな間の 釈文:「哀吾生之須臾羨長江之 無窮挾飛仙以遨遊抱 明月而長終知不可乎驟(得)」 書き下し文は「吾が生の須臾(しゅゆ)なるを哀しみ、長江の窮まり無きを羨む。飛仙を挟みて以て遨遊(ごうゆう […]
2023-04-10 / 最終更新日時 : 2023-04-09 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(3)蘇軾の意を読む 3.はかない命を 釈文:「駕一葉之扁 舟、擧匏尊以相屬寄蜉 蝣於天地眇滄海之一粟」 書き下し文は「一葉の扁舟に駕し、匏樽を擧(あ)げて以て相い屬し、蜉蝣を天地に寄す、眇(びょう)たる滄海の一粟なるをや。」 鑑 […]
2023-04-09 / 最終更新日時 : 2023-04-09 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(2)蘇軾の意を読む 2.今、曹孟徳はいづこに 釈文:「而今安在哉。況吾与 子、漁樵於江渚之上侶魚 之上、蝦而友糜鹿」 書き下し文は「而るに今安(いず)くにか在る。況んや吾と子と、江渚(こうしょ)の上(ほとり)に漁樵し、魚蝦を侶( […]
2023-04-08 / 最終更新日時 : 2023-04-08 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(1)蘇軾の意を読む 1.船の上の旗が この地のすぐ先には三国志で有名な曹操が大軍を率いて船団を並べた場所があった。 釈文:「舳艪千里、旌旗蔽空。釃 酒臨江、横槊賦詩固一世 之雄也」 書き下し文は「舳艪千里、旌旗空を蔽う。酒を釃( […]
2023-04-07 / 最終更新日時 : 2023-04-07 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(14)蘇軾の意を汲む 13.あの辺りは 釈文:「此非孟徳 之困於周郎者乎。方其破 荊州下江陵順流而東也」 書き下し文は「此れ孟徳の周郎に困しめられし者に非ずや。其の荊州を破り、広陵より下り、流れに順って東するに方(あた)りてや」 […]
2023-04-06 / 最終更新日時 : 2023-04-06 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(13)蘇軾の意を汲む 13.西のかたを望み 釈文:「西望夏口、東望武昌、山川 相繆、鬱乎蒼々」 書き下し文は「西のかた夏口を望み、東のかた武昌を望めば、山川相い繆い、鬱乎(うっこ)として蒼々たり。」 解説:「夏口」湖北省武漢市の付近で長 […]