2020-02-12 / 最終更新日時 : 2020-02-12 タオ かな書道 鉛筆でかな古典を書いてみる(2) 2,優美さはどこから? Why Elegant? 上記の高野切第一種を見てみましょう。解読すると、『を利徒連は そてこそに保へ むめの花 ありとやここに 有くひすのなく』一見して変体かなが、少ないことに気づきます。優美 […]
2020-02-11 / 最終更新日時 : 2020-02-11 タオ かな書道 鉛筆でかな古典を書いてみる(1) 1.比べてみよう Comparison 古今集を、高野切一種と関戸本でその書き振りを比べてみましょう。 高野切一種は、言わずと知れたかな古典の王道であり、その優美さは、比類がありません。また、関戸本は前回まで見てきたよう […]
2020-02-10 / 最終更新日時 : 2020-02-10 タオ 情報 読みにくいかな古筆を読んでみる(5) 5.頭の体操 Exercise of Brainかな作品に使われる変体かなは一種類ではありません。 例えば、二行目の冒頭に使われている『堂』は『た』と読みますが、『多』や『太』を使うこともできます。このように、何種類か […]
2020-02-09 / 最終更新日時 : 2020-02-09 タオ かな書道 読みにくいかな古筆を読んでみる(4) 4,書いてみる Writing読むために書いてみるをいう試みをいたしましょう。 濃いめの鉛筆をご用意ください。ちなみに、上記のものは、4Bで書いています。日頃、お筆で書いておりますと、鉛筆が硬く感じられますが、古の人々 […]
2020-02-08 / 最終更新日時 : 2020-02-08 タオ かな書道 読みにくいかな古筆を読んでみる(3) 3.景色 Sceneまずは、景色として眺めることをお勧めします。 すると、一行目の始まりが静かでありながら、中ほどで少し動き、一行目の後半は、意表を突かれます。『いろよ』までが落ち着いた出だしです。そして『りも』は左右に […]
2020-02-07 / 最終更新日時 : 2020-02-09 タオ かな書道 読みにくいかな古筆を読んでみる(2) 2.用例 Example早いもので、すでに立春が過ぎ、暦の上では春となりましたので、春の歌を読んでみたいと思います。 色よりも香こそあはれとおもほゆれ たが袖ふれしやどの梅ぞも(古今和歌集 読み人しらず)と、現在は読む […]
2020-02-06 / 最終更新日時 : 2020-02-08 タオ かな書道 読みにくいかな古筆を読んでみる(1) かな書道作品を読む時に必ず出てくる問題は、読めないということです。これは、現在使われていない読み方で、漢字を音として読んでいるからです。 1.成り立ち Historyかなには大きく分けて、万葉仮名、草仮名、平仮名と片仮名 […]
2020-02-05 / 最終更新日時 : 2020-02-05 タオ かな書道 かな書道っておもしろい?(5) これまでのお話でいくらか、かな書道に興味を持って頂けましたでしょうか。今回は、濃淡についてです。 5.濃淡 Tone 作品をご覧になると、墨の濃い所と薄い所があることに気づくと思います。もしくは、潤渇ともいい墨がたっぷ […]
2020-02-04 / 最終更新日時 : 2020-02-04 タオ かな書道 かな書道っておもしろい?(4) 4. こころ Mind 書は人なりと申します。書にはその人の心があらわれるというものです。作品には知らず知らずの内に、自分の心持ちが出てしまう、何となく恐ろしくもあります。 作者が気持ちを込めて良き書を書きたいと思うこ […]
2020-02-03 / 最終更新日時 : 2020-02-03 タオ かな書道 かな書道っておもしろい?(3) 三点目は、リズムです。3.リズム Rhythm テンポ、調子という言葉からは、音楽のメロディーが浮かんできそう ですが、作品に欠かせないポイントです。第1回で書きました流れを 生かすために、リズムは欠かせません。 例 […]