2021-05-03 / 最終更新日時 : 2021-04-30 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 董其昌の書(3)酒徳頌を味わう 3.大人先生とは それでは読み進めていきましょう。「有大人先生。以天地為一朝、萬期為須臾」読み下し文「大人先生というもの有り。天地を以て一朝と為し、萬期を須臾と為し、」 大人とは、宇宙の大道を体得した人。作者劉玲を仮託し […]
2021-05-02 / 最終更新日時 : 2021-04-30 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 董其昌の書(2)酒徳頌を味わう 2.酒徳頌とは 「酒徳頌」とは、酒の功徳をほめたたえるの意味です。漢詩の作者は、劉玲、西晋時代沛国(安徽省宿県)の人。字は、伯倫、思いのままに行動し、宇宙は狭く万物は斉しいと考えていた。 言葉少なく、人と妄りに交際しなか […]
2021-05-01 / 最終更新日時 : 2021-04-30 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 董其昌の書(1)酒徳頌を味わう 1.董其昌の魅力 とらわれのない書として、あげたいのが董其昌です。董其昌(1555〜1636)は、字を玄宰、思白と号し、現在の上海松江の人。萬歴十七年(1589)の進士で、官は南京礼部尚書に至りました。詩書画ともによくし […]
2021-04-30 / 最終更新日時 : 2021-04-25 タオ 体にラクな揮毫フォーム 気持ちを軽く(5)リラックスして書く 5.心楽しく王羲之の書法には感情が込められていて、孫過庭『書譜』によると、「その表現に書の本質があり、豊かな感情表現は、音楽や文学にもまさる芸術表現である。 また、運筆の方法は、自分の工夫から徐々にできてくるものであるが […]
2021-04-29 / 最終更新日時 : 2021-04-25 タオ 体にラクな揮毫フォーム 気持ちを軽く(4)リラックスして書く 4.自然な書元来、中国では篆書・隷書を正峰で書いてきました。しかし、日本へ初めに伝来した書が王羲之の書法を中心としたものであったため、長らく日本では筆を傾けてかく書法が主流でした。 明治以降、中国書法に憧れを抱く書人の研 […]
2021-04-28 / 最終更新日時 : 2021-04-25 タオ 体にラクな揮毫フォーム 気持ちを軽く(3)リラックスして書く 3.日下部鳴鶴の筆法王羲之書法は、四世紀後半頃にはすでに完成され、日本へは漢字とともに『千字文』などが伝来しました。初めからこの書法を受け入れた日本では、空海が唐で顔真卿を学ぶなどの例外を除いて、中国の正峰はあまり知られ […]
2021-04-27 / 最終更新日時 : 2021-04-25 タオ 体にラクな揮毫フォーム 気持ちを軽く(2)リラックスして書く 2.まだ紙がない時代木簡・竹簡に筆で漢字を書いていた時代、筆を右手に持ち、簡を左手に持っていました。筆先と、簡の角度が垂直になるように自然に調整して書いていました。こうすると、筆の先が線の中央を通る「正峰(中峰)」で書か […]
2021-04-26 / 最終更新日時 : 2021-04-25 タオ 体にラクな揮毫フォーム 気持ちを軽く(1)リラックスして書く 1.楽な気持ちで村上三島氏の書かれた「興福寺断碑の臨書」の中で初学の人には、興福寺断碑を臨書してあげて、習ってもらうと述べた後、 『最初は、私の臨書したこのようなかたちにはとてもならぬでしょうから、この姿の通りに書こうと […]
2021-04-25 / 最終更新日時 : 2021-04-21 タオ 体にラクな揮毫フォーム 楽なフォームで大字を(5)畳や床で書く 5.ドローインのエクササイズ お腹をへこませるドローインという腹横筋の練習は、下半身の腰部の安定ばかりでなく、上半身のリラックスにも有効です。お腹を取り巻く腹横筋に力が入り、腹圧が上がると、腰が安定します。 そのトレーニ […]
2021-04-24 / 最終更新日時 : 2021-04-19 タオ 体にラクな揮毫フォーム 楽なフォームで大字を(4)畳や床で書く 4.上半身は軽やかに 上半身をリラックスして軽やかに腕や肩を動かすには、腰回りの筋肉を鍛えて姿勢を楽に保つことが大切です。筋トレで鍛えて、ストレッチで伸ばすことが疲労回復につながり、運筆も安定してくるわけです。 もともと […]