2022-04-26 / 最終更新日時 : 2022-04-25 タオ 情報 やはり資盛のことが心から消えない(3)建礼門院右京大夫集を書いて 3.とりとめのないことを 詞書:「なにとなきことを我も人もいひしをり、思はぬ物のいひはづしをして、それをとかくいはれしも、 後に思へばあはれにかなしくて」 選字は、「なにと奈記ことを我も人毛い日志 […]
2022-04-25 / 最終更新日時 : 2022-04-25 タオ 情報 やはり資盛のことが心から消えない(2)建礼門院右京大夫集を書いて 2.そんなことが・・・ 「さることの ありしかとだに 思はじを おもひ消てども 消たれざりけり」 選字は「さ流こ登のあ里志かと多耳思 はし越於も日希てと裳消 多れさ利け李」 歌意は、そんなことがあったのかしら […]
2022-03-03 / 最終更新日時 : 2022-03-03 タオ 思慕の情 七夕の空を眺めて(2)建礼門院右京大夫集を書いて 2.身の振り方も定まらず 通盛と小宰相の契りの深さは、他に例がないほどとありますが、確かに『平家物語にみられます。 身籠もっていた小宰相の早まった行いを止めようと、亡き人の菩提を弔うよう、乳母が諭しても小宰相の意思は固 […]
2021-09-09 / 最終更新日時 : 2021-09-07 タオ 思慕の情 思い人とのはかない別れ(4)建礼門院右京大夫集から 4.身の上を知らない 「身のうへを げにしらでこそ あさがほの 花をほどなき ものといひけめ」 選字は、「みのう遍越け爾し羅てこ處 あ佐可本の花乎ほと奈き裳の東 い飛希め」 歌意は、私たちの身の上を本 […]
2021-08-12 / 最終更新日時 : 2021-08-10 タオ 情報 かな帖の面構成を考える(2)一条摂政集から建礼門院右京大夫集へ 2.流れる書線 全体を見ると、書線が右から左へと流れているのがわかります。あっさりとした書き振りで淡々と進めています。 釈文は「わかヽりかるとき、女のもとにいひやりけることゞもかきあつめたるなり、おほやけごとさわがしうて […]
2021-04-21 / 最終更新日時 : 2021-04-19 タオ 体にラクな揮毫フォーム 楽なフォームで大字を(1)畳や床で書く 1.お勧めしたい姿勢 「かがむ動作で危険性を少なくするポイントは、腰を曲げずに胸を張り、上半身を前に傾けすぎず起こしたまま、ヒザと股関節を曲げてしゃがむこと。」*①物を拾う場合でも、このようにすると危険性が少ないわけです […]
2020-04-13 / 最終更新日時 : 2020-04-13 タオ 情報 こういう時は聖教序を臨書しよう(3) 3.不調和のバランス ア)ふところの広狭文字の中の余白に、広いところと狭いところがあります。例えば、「而」では一行目の二字目、左に大きく張り出しているため、左の空間が右に比して広くなっています。 それに対して、五行目の中 […]
2020-02-10 / 最終更新日時 : 2020-02-10 タオ 情報 読みにくいかな古筆を読んでみる(5) 5.頭の体操 Exercise of Brainかな作品に使われる変体かなは一種類ではありません。 例えば、二行目の冒頭に使われている『堂』は『た』と読みますが、『多』や『太』を使うこともできます。このように、何種類か […]