2021-09-21 / 最終更新日時 : 2023-03-24 タオ 琴線にふれる 蘇軾・秋の清々しさを詠う(1)和分與可洋川園池うち二首 1.何紹基とは 何紹基が、蘇軾の詩「和文與可洋川園池三十首」うち二首を書いている作品が上海博物館に所蔵されています。 何紹基(1799〜1873)は、漢隷を習い、碑派の雄です。が顔真卿法に基づく行草は、卓越した技術と評さ […]
2021-09-20 / 最終更新日時 : 2021-09-19 タオ 琴線にふれる 「西江月」蘇軾を(5)董其昌に倣う 5.今が昔に 「酒闌不必看茱萸 俯仰人間今古」 書き下し文は、「酒たけなわにして 必ずしも茱萸を看ず 俯仰す 人間 今古」 「酒闌」:酒宴が大いに盛り上がること「看茱萸」:かわはじかみの赤い実を見る […]
2021-09-19 / 最終更新日時 : 2021-09-19 タオ 琴線にふれる 「西江月」蘇軾を(4)董其昌に倣う 4.恨むことはない 「莫恨黄花未吐 且教紅粉相扶」 書き下し文は、「恨む莫かれ 黄花 未だ吐かざるを 且く紅粉をして相い扶けしむ」 「莫」で墨を入れて小さい形でありながら存在感を出しています。董其昌の特 […]
2021-09-18 / 最終更新日時 : 2021-09-18 タオ 琴線にふれる 「西江月」蘇軾を(3)董其昌に倣う 3.かつての戯馬台は 「當年戯馬會東除 今日凄涼南浦」 書き下すと、当年の戯馬 東徐に会す 今日 凄涼たり 南浦 「戯馬」:戯馬台。徐州市の中心部の戸部山頂上にある。紀元前206年項羽が兵馬の訓練を視察するため […]
2021-09-17 / 最終更新日時 : 2021-09-17 タオ 琴線にふれる 「西江月」蘇軾を(2)董其昌に倣う 2.しずくが滴り落ち 「點點樓前細雨 重重江外平湖」 書き下すと、「点点たり 楼前の細雨 重重たり 江外の平湖」 「点点」:雫などがしたたり落ちるさま。 「點」が「点」の元の字であるが、現在は点を用いる […]
2021-09-16 / 最終更新日時 : 2021-09-16 タオ 琴線にふれる 「西江月」蘇軾を(1)董其昌に倣う 1.詞と詩 詞は詩と異なり、一句の字数が一定ではありません。詞は中国の韻文の一つで、中唐の頃起こり、晩唐に文学的に高められ、宋代に広く流行して代表的な文学形態となりました。 音楽に合わせて歌うので、長短が揃わずに、平仄 […]
2021-08-31 / 最終更新日時 : 2021-08-29 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(6)小楷を臨書する 6.三顧の礼を尽くして 「侍中尚書長史参軍此悉亮死節之臣也 願陛下親之信之則漢空之隆 可計日而待也 臣本布衣躬耕於南陽 苟全性命於亂世不求聞達於諸侯 先帝不以臣卑鄙猥自枉屈 三顧臣草廬之中 諮臣以当世之事 由是感激遂 […]
2021-08-30 / 最終更新日時 : 2021-08-29 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(5)小楷を臨書する 5.各々が適した所へ 「是以衆議挙寵為督 愚以為営中之事悉以咨之 必能使行陣和睦 優劣得所也 親賢臣達小人此先漢所以興隆也 親小人達賢士 此後漢所以傾頽也 先帝在時 毎与臣論此事 未嘗不歎息痛恨於恒霊也」 大意は、将軍 […]
2021-08-29 / 最終更新日時 : 2021-08-29 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(4)小楷を臨書する 4.先帝が遺された臣下 「侍中侍郎郭攸之 費禕 董允等 此皆良実 志慮忠純 是以先帝簡抜 以遺陛下 愚以為宮中之事 事無大小 悉以咨之 然後施行 必能裨補闕漏 有所広益也 将軍向寵 性行淑均 暁暢軍事 試用 […]
2021-08-28 / 最終更新日時 : 2021-08-28 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(3)小楷を臨書する 3.真心からの進言に 「不宜妄自菲薄 引喩失義 以塞忠諫之路也 宮中府中 倶為一体 陟罰臧否 不宣異同 若有作姦犯科 及為忠善者 宜付有司 論其刑賞 以宣偏私 使内外異法也」 祝允明は、鍾繇の風韻をもっ […]