2021-06-25 / 最終更新日時 : 2021-06-25 タオ 万物斉同 そよ風は軽やかな調和(4)荘子を書く 4.吠え立てるもの 「激者高*者、叱者、吸者、 叫者、豪*(深)者、咬者、前者唱 于而随者唱喁」 読み下し文は、「激(ほ)ゆる者あり、よぶ者あり、叱る者あり、吸う者あり、叫ぶ者あり、なきさけぶ者あり、深き者あり、かなしき […]
2021-06-24 / 最終更新日時 : 2021-06-24 タオ 万物斉同 そよ風は軽やかな調和(3)荘子を書く 3.大木の穴では 「大木百圍之竅穴 似鼻、似口、似耳、似(さけつぼ) 似圏、似臼、似(あ)、似汚」 読み下し文は、「大木百囲の竅穴は、鼻に似、口に似、耳に似、さけつぼに似圏、臼に似、あに似、汚に似たり。」 現代語にすると […]
2021-06-23 / 最終更新日時 : 2021-06-24 タオ 万物斉同 そよ風は軽やかな調和(2)荘子を書く 2.ヒューヒューとなる音を 「作則萬 竅怒号、而獨不聞之 翏翏乎、山陵之畏佳」 読み下し文は、「作これは即ち万竅怒号す。而(なんじ)は独(まさ)にこの翏翏(りょうりょう)たるを聞かざるか。山陵の畏佳たる」 現代語にすると […]
2021-06-22 / 最終更新日時 : 2021-06-21 タオ 万物斉同 そよ風は軽やかな調和(1)荘子を書く 1.大地のあくび 「子游日、敢問其方、子棋日、 夫大塊噫氣其名為 風、是唯尤作」 読み下し文は、「子游曰わく、敢えて其の方を問わんと。子棋曰わく、それ大塊の噫氣はその名を風と為す。これ唯作るなし」 現代語にすると、子游が […]
2021-06-21 / 最終更新日時 : 2021-06-21 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(5)荘子・物を斉しくする 5.自分の存在を忘れた 先生、前のご様子とは違いますよ。という門人の問いに、大した問いだと答えた後で、 「今者、吾喪我、汝 知之乎汝聞人籟、而 未聞地籟、汝聞地籟 而未聞天籟夫」 読み下し文は、「今者、吾は我を喪( […]
2021-06-20 / 最終更新日時 : 2021-06-21 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(4)荘子・物を斉しくする 4.これまでのご様子とは これまでとは異なる師の様子に門人である顔成子游が問いかけます。「今之隠几者、非昔之 隠几者也、子棋曰、偃 不亦善乎、而問之 也」 読み下し文は、「今の几に隠る者は昔の几に隠る者に非ざるなりと。子 […]
2021-06-19 / 最終更新日時 : 2021-06-19 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(3)荘子・物を斉しくする 3.肉体は枯れ木のように 「顔成子游、立 侍乎前、日、何居乎、形固可使如 槁木、而心固可使如死灰乎」 読み下し文は、「顔成子游、前に立侍し、曰く、何居ぞや、形は固より槁木の如くならしむべく、心は固より死灰の如くならしむべ […]
2021-06-18 / 最終更新日時 : 2021-06-17 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(2)荘子・物を斉しくする 2.大空を仰いで 「南郭子棋、隠几而坐、仰天而嘘、 嗒焉似喪其偶」 読み下し文は、「南郭子棋、几に隠りて坐し、天を仰いで嘘(息)す。嗒焉として其の偶(からだ)を喪(わす)るるに似たり。」 現代語にすると、南郭子棋が肘掛け […]
2021-06-17 / 最終更新日時 : 2021-06-17 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(1)荘子・物を斉しくする 1.対立や差別は 人々が、現実世界の中に、大小・長短・彼此・善悪・美醜・生死などといったさまざまな対立や差別を認めているのは、なぜでしょうか。荘子はこう考えます。それは、人間のかってな認識や判断であって、真実のすがたでは […]
2021-05-30 / 最終更新日時 : 2021-05-28 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 大河が浮き草を浮かべて(5)酒徳頌を董其昌が書く 5.董其昌の目指したところ 董其昌は、顔真卿の多宝塔碑を若きに日に学び、虞世南に進みました。しかし、賞鑑家の項元汴(こうげんべん)のもとで歴代の真跡を目にし、王羲之の官奴帖真跡を見るに及んで大いに得るところがありました。 […]