2023-01-26 / 最終更新日時 : 2023-01-26 タオ 国宝の書 元永本古今集を臨書して(1)春歌上から 1.元永本とは 平安時代の王朝貴族にとって、欠かすことのできない教養が和歌と書であった。特に『古今和歌集』は最初の勅撰和歌集として重視され、能書によって数多く書写された。 『元永本』は仮名序と二十巻全てが完全に揃ったもの […]
2023-01-25 / 最終更新日時 : 2023-01-25 タオ 古筆の美しさ 石山切から書と工芸の調和をみる(3)伊勢集より 3.はまちどり 返しとして釈文:「はまちどりつばさのなきをとぶからに 雲路にいかで思ひかくらん」 選字:「者万遅と利つ者佐のな支越と婦可に 久もち爾い可て於もひ可倶ら无」 鑑賞:「者」から字の向きを変えがら「 […]
2023-01-24 / 最終更新日時 : 2023-01-25 タオ 古筆の美しさ 石山切から書と工芸の調和をみる(2)伊勢集より 2.大空に 釈文:「おほぞらにとふてふことのかたければ 雲の上にぞさしてきこゆる」 選字は「於ほ所らにと婦てふと能かた希礼八 雲能上爾楚さしてきこゆ類」 鑑賞:連綿が流麗で自然である。始まりは「於」が大きく懐 […]
2023-01-23 / 最終更新日時 : 2023-01-23 タオ 古筆の美しさ 石山切から書と工芸の調和をみる(1)伊勢集より 1.石山切とは 石山切とは、「本願寺三十六人家集」から昭和四年に分割された「貫之集下」および「伊勢集」の断簡である。切名は本願寺の旧所在地である石山(現在の大阪城付近)にちなむ。 この「伊勢集」は色の異なる唐紙を破れ継ぎ […]
2023-01-22 / 最終更新日時 : 2023-01-21 タオ 古筆の美しさ 詩書切を臨書し特徴をよむ(7)和漢朗詠集から 7.路の草も伸び 「傅野無人路漸滋」 書き下し文は「傅野に人無くして路漸くに滋し」 鑑賞:「傅野」を抑え気味に書き、「無」の横画で大きく展開している。「人」へ連綿し、さらに右へ張り出して印象的である。 「路」を「人」の中 […]
2023-01-21 / 最終更新日時 : 2023-01-21 タオ 古筆の美しさ 詩書切を臨書し特徴をよむ(6)和漢朗詠集から 6.山に春の草は 「華山有馬蹄猶露」 書き下し文は、「華山に馬ありて蹄なほ露はる」 鑑賞:「華」は横画を太く、縦画はほっそりと瀟洒である。「山」は和様の風もあり、たっぷりと墨をつけてリズムが良い。 「蹄」の終角は思い切っ […]
2023-01-20 / 最終更新日時 : 2023-01-21 タオ 古筆の美しさ 詩書切を臨書し特徴をよむ(5)和漢朗詠集から 5.住みなれた古巣は 「舊巣為後属春雲」 書き下し文は「旧巣は後のために春の雲に属(あつら)ふ」 全体を現代語にすると、「うぐいすが、谷をでようとするする今、前の残雪を分けて新しい道を求めようとしている。住みなれた古巣は […]
2023-01-19 / 最終更新日時 : 2023-01-21 タオ 古筆の美しさ 詩書切を臨書し特徴をよむ(4)和漢朗詠集から 4.うぐいすは谷を出ようと 「新路如今穿宿雪」 書き下し文:「新路は如今(いま)宿の雪を穿(うが)つ」 「新」は偏と旁の強弱をはっきりとわけて印象的である。偏は太く複雑に密を作り、これとは対照的に旁は細くあっさりと余白を […]
2023-01-18 / 最終更新日時 : 2023-01-21 タオ 古筆の美しさ 詩書切を臨書し特徴をよむ(3)和漢朗詠集から 3.早春即事 実際の「詩書切」は、藍の雲紙に金銀の揉み箔を一面に散らした料紙である。 一字ずつ見ていこう。「早春即事」:「早」は草書で書かれやや小さめにはじまる。「春」は上の字を受けて一画めは右上がりに始めながら終画は少 […]
2023-01-17 / 最終更新日時 : 2023-01-19 タオ 古筆の美しさ 詩書切を臨書し特徴をよむ(2)和漢朗詠集から 2.和漢朗詠集の始まりは 始めの漢詩「早春即事」は『和漢朗詠集』巻上「春・鶯」に入っている。『和漢朗詠集』は970年ほど前に藤原公任が、娘が結婚するときに婿への引き出物として当時朗詠されてい たものに、自らが新たに選び加 […]