2022-03-26 / 最終更新日時 : 2022-03-26 タオ 琴線にふれる 酒に対す其のニ(3)白居易漢詩を書く 3.富める者も 「随富随貧且歓楽 不開口笑是痴人」 書き下し文は、「富に随い貧に随いて且く歓楽せん 口を開いて笑わざるは是れ痴人」 現代語にすると、富める者、貧なる者はそれぞれに合わせて、よろこび楽しもう。口 […]
2022-03-25 / 最終更新日時 : 2022-03-25 タオ 琴線にふれる 酒に対す其のニ(2)白居易漢詩を書く 2.ほんのひとときの生 「石火光中寄此身」 書き下し文は、「石火光中 此の身を寄す」 鑑賞:「石火」は非常にはやく短い時間のたとえ。 「光」は時間。光陰矢の如しなどと用いて、月日の早く すぎることをいう。 […]
2022-03-24 / 最終更新日時 : 2022-03-24 タオ 琴線にふれる 酒に対す其のニ(1)白居易漢詩を書く 1.かたつむりの角の上で 作者は白居易、字は楽天。詩は作者五十八歳頃で五首のうち第二首。「蝸牛角上争何事 石火光中寄此身」 書き下し文は、「蝸牛角上何事をか争う 石火光中此の身を寄す」 鑑賞:「蝸牛角上の争 […]
2022-03-23 / 最終更新日時 : 2022-03-21 タオ 思慕の情 湯治に来た友へ歌を贈る(10)建礼門院右京大夫集から 10.冗談のような 「かへしも、たはぶれごとのやうなりしを、ほどへて忘れぬ。」 選字は、「かへし毛多はふ連こ登のやう奈 里志越本と遍利春れぬ」 鑑賞:「たはぶれごと」戯れ言に同じで、戯れていうこと。ふざけて言う […]
2022-03-22 / 最終更新日時 : 2022-03-21 タオ 思慕の情 湯治へ来た友へ歌を贈る(9)建礼門院右京大夫集から 9.秋の山里の話を 「かへりきて その見るばかり 語らなむ ゆかしかりつる 秋のやまざと」 選字は、「可邊利きて楚の見るは可里語るら 無遊可しか利徒る秋のや万佐と」 歌意は、どうぞお帰りになって、あなたのご覧にな […]
2022-03-21 / 最終更新日時 : 2022-03-21 タオ 思慕の情 湯治に来た友へ歌を贈る(8)建礼門院右京大夫集から 8.鳴子を引いて 「鶉ふす 門田の鳴子 ひきなれて かへりうきにや 秋のやまざと」 選字は、「う徒ら布寸かと多の鳴子日支那連 て可遍り有き耳や秋の山沙と」 鑑賞:「鳴子」といえば、現代はよさこい祭を思い出す人も多 […]
2022-03-20 / 最終更新日時 : 2022-03-21 タオ 思慕の情 湯治へ来た友へ歌を贈る(7)建礼門院右京大夫集から 7.贈り物はないというけれど 「心ざし なしはさりとも わがために あるらむものを 秋のやまざと」 選字は、「心佐志奈しはさ利度も王か多免二 阿る羅無裳のをあき乃や万沙と」 歌意は、贈り物はないというけれど、私の […]
2022-03-19 / 最終更新日時 : 2022-03-18 タオ 思慕の情 湯治に来た友へ歌を贈る(6)建礼門院右京大夫集から 6.栗も笑う 「栗も笑み をかしかるらむと 思ふにも いでやゆかしや 秋のやまざと」 選字は、「栗も笑三越可し閑流らむと思ふ爾 もいてや遊可しやあ支の山佐と」 鑑賞:「笑み」は笑うこと。から転じて花がひらくこと。 […]
2022-03-18 / 最終更新日時 : 2022-03-18 タオ 思慕の情 湯治に来た友へ歌を贈る(5)建礼門院右京大夫集から 5.椎の実をひろい 五句目「椎ひろふ 賤も道にや まよふらむ 霧たちこむる 秋のやまざと」 選字:「志ひヽ路布しつ毛三遅にやまよ不 羅无支梨多ち故牟る秋の山さと」 歌意:椎の実を拾う村人も、霧の立ち込めた秋 […]
2022-03-17 / 最終更新日時 : 2022-03-17 タオ 思慕の情 湯治に来た友へ歌を贈る(4)建礼門院右京大夫集から 4.うらやましいこと 「うらやまし ほた木きりくべ いかばかり み湯わかすらむ 秋のやまざと」 選字は、「う羅やまし本多木ヽ利倶へい可は可利 美遊わ可須らむ阿きのや万佐と」 鑑賞:「ほた木」とは、焚き火などに使う […]