懐素『自叙帖』を臨書して(25)-草書から-

25.水鏡の
釈文:「水鏡之辯(喩)。許在末行。」
鑑賞:本来は「水鏡之辯」となるところが、「水鏡之喩」と書いている。「水鏡」とは水がありのままに物の姿をうつすように、無心に物事を観察し、真実を理解すること。

「水」は筆を開いた後、左へ返し筆の先を真ん中に通している。「鏡」への連綿は滑らかである。

「末行」では「末」の下に「行」を小さくまとめている。

参考文献:自叙帖 懐素 二玄社