2023-06-20 / 最終更新日時 : 2023-06-21 タオ 思慕の情 ほととぎすの初音を聞きながら(2)建礼門院右京大夫集より 2.時鳥は 釈文:「明けがたに 初音ききつる ほととぎす 死出の山路のことをとはばや」 選字は、「明け可多耳初音支ヽ徒る本とヽ記 寸し傳乃やま遅のこと越とハヽや」 鑑賞:「ほととぎす」は冥土から来るという言 […]
2023-06-19 / 最終更新日時 : 2023-06-19 タオ 思慕の情 ほととぎすの初音を聞きながら(1)建礼門院右京大夫集より 1.夜がすっかり 資盛を亡くし、生きる張り合いを失い何かにつけて思い出すのは愛しい人の面影、そんな中の四月。 釈文「四月廿三日、明けはなるるほど、雨すこし降りたるに、東のかたの空にほととぎすの初音鳴きわたる、めづらしくも […]
2023-06-18 / 最終更新日時 : 2023-06-18 タオ 中国書画と禅 行草書巻・その二(3)董其昌を臨書する 3.香象河を 釈文:「香象度河。若取於相。 壁観婆羅。」 書き下し文は「香象河を度る。相を取るが若し。 壁観の婆羅。」 鑑賞:漢字の字形を四角にせずにさまざまな工夫が見られる箇所である。「象」は頭部を大 […]
2023-06-17 / 最終更新日時 : 2023-06-17 タオ 中国書画と禅 行草書巻・その二(2)董其昌を臨書する 2.刹那とは 釈文:「刹那即証。措思 成魔。金鶏報暁。」 書き下し文は「刹那(せつな)にして即ち証す、思を措(お)きて魔 を成(じょう)ず。金鶏暁を報じ」 鑑賞:「刹那」は仏教における時間単位。サンスク […]
2023-06-16 / 最終更新日時 : 2023-06-17 タオ 中国書画と禅 行草書巻・その二(1)董其昌を臨書する 1.初祖賛 釈文:「其二 龍水像 初祖賛 廓然無聖。關捩無 多。」 書き下し文は「龍水像 初祖賛 廓然(かくぜん)として聖無し、 關捩(かんれい)に多無し。」 鑑賞:「關捩」関捩 […]
2023-06-15 / 最終更新日時 : 2023-06-15 タオ 中国書画と禅 行草書巻・その一(3)董其昌を臨書する 3.ことごと無礙なり 釈文:「攝入鉢盂。事々無礙。」 書き下し文は「攝(と)りて鉢盂に入れれば、事々 無礙なり。」 鑑賞:「攝」の省略体が常用漢字の「摂」である。手偏はがっし りとおおらか、旁はその傍に沿って収まりが […]
2023-06-14 / 最終更新日時 : 2023-06-12 タオ 中国書画と禅 行草書巻・その一(2)董其昌を臨書する 2.遊戯自在 釈文:「遊戯自在。 こう動毒龍。献珠捏(怪)。」 書き下し文は「遊戯自在なり。毒龍をこう動し、 珠を献じ捏怪す。」 鑑賞:「自在」仏教で心が煩悩の束縛から離れること。 「在」は堂々とし […]
2023-06-13 / 最終更新日時 : 2023-06-12 タオ 中国書画と禅 行草書巻・その一(1)董其昌を臨書する 1.手貝葉像 釈文:「其一 手貝葉像 大海有漚。漚卽全海。 向法海中。」 書き下し文は「大海に漚有り、漚は卽ち全海。 法海中に向かいては」 鑑賞:「大海」と書いて字幅を広げた下に「有」を小さく入れ […]
2023-06-12 / 最終更新日時 : 2023-06-12 タオ 中国書画と禅 行草書巻・董其昌を臨書して(4)羅漢賛から 4.貝葉一片 釈文:「貝葉一 片大蔵裏許」 書き下し文は「貝葉一片、大蔵の裏許」 鑑賞:「貝葉」(ばいよう)とは、椰子などの植物の葉を加工して、紙の代わりに用いた筆記媒体。東南アジア、南アジアで多く利用された。貝多 […]