2022-02-18 / 最終更新日時 : 2022-02-17 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(3)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 3.酒を愛することは 「天地既愛酒 愛酒不愧天」 書き下し文は「天地既に酒を愛すれば 酒を愛すること天に愧じず」 「既」: 〜の以上は。「不愧天」:天に恥じない。 意味は、天も地も酒が好きである以上は、 […]
2022-02-17 / 最終更新日時 : 2022-02-17 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(2)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 2.酒泉の地 「地若不愛酒 地應無酒泉」 書き下し文は「地若し酒を愛せざれば 地応に酒泉なかるべし」 鑑賞:「酒泉」は地名です。中国、甘粛省北西部。紀元前2世末頃、 匈奴を駆逐した前漢の武帝がこの地に酒泉 […]
2022-02-16 / 最終更新日時 : 2022-02-16 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(1)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 1.もし天が酒を嫌いなら 「月下獨酌」四首連作の中から其ニを宋廣が揮毫しているので臨書をしました。宋廣は、明初め、河南省南陽の人で、字は、昌裔。草書が得意であったと言われています。 「天若不愛酒 酒星不在天」 書き下し文 […]
2022-02-15 / 最終更新日時 : 2022-02-12 タオ 思慕の情 かつての小宰相を偲ぶ(5)建礼門院右京大夫集から 5.どうして人の手折った紅葉に 返し歌が詠まれます。 「なにかげに 人の折りける もみぢ葉を こころうつして 思ひそめけむ」 選字は、「那爾か希二人の折利遣流毛みち葉を こヽ楼うつし帝於も日曽免け無」 歌意は、 […]
2022-02-14 / 最終更新日時 : 2022-02-12 タオ 思慕の情 かつての小宰相を偲ぶ(4)建礼門院右京大夫集から 4.さぞ、お嘆きでしょう 「さこそげに 君なげくらめ 心そめし 山のもみぢを 人に折られて」 選字は、「散こ曽遣耳君那希久羅免こヽろ 楚めし山のもみ遅越人爾折られて」 鑑賞:「山のもみぢ」は小宰相のこと。 「 […]
2022-02-13 / 最終更新日時 : 2022-02-12 タオ 思慕の情 かつての小宰相を偲ぶ(3)建礼門院右京大夫集から 3.小宰相の美しさといったら 「とりどりに見えし中に、小宰相殿といひし人の、びんひたひのかかりまで ことに目とまりしを、としごろ心かけていひける人の、通盛の朝臣にとら れてなげくと聞きし。げに思ふことわりとおぼえしかば、 […]
2022-02-12 / 最終更新日時 : 2022-02-12 タオ 思慕の情 かつての小宰相を偲ぶ(2)建礼門院右京大夫集から 2.平家物語の小宰相 小宰相の話が『平家物語』巻九小宰相身投にあります。「治承などのころなりしにや、豊の明りの頃、上西門院女房、物見に車二つ ばかりにてまゐられたりし。」 選字は、「治承奈との頃なり志耳や豊の明利の […]
2022-02-11 / 最終更新日時 : 2022-02-12 タオ 思慕の情 かつての小宰相を偲ぶ(1)建礼門院右京大夫集から 1.友の問いかけ 宮中にいた頃のお友達から言ってきました。「宮にさぶらふ人の、つねにいひかはすが、『さてもその人はこの頃いかに』と言ひたりし返事のついでに 雲のうへを よそになりにし 憂き身には吹きかふ風の 音も聞こえず […]
2022-02-10 / 最終更新日時 : 2022-02-10 タオ 思慕の情 昔の手紙を整理していると(5)建礼門院右京大夫集を書きながら 5.生きている限りはあの人と 「ながれてと たのめしことも 水茎の かきたえぬべき あとのかなしさ」 選字は、「なか連てと堂の免しこ登毛水茎の 閑起多盈ぬへ支跡のか那しさ」 鑑賞:「ながれて」は「水のあわの消えで […]
2022-02-09 / 最終更新日時 : 2022-02-07 タオ 思慕の情 昔の手紙を整理していると(4)建礼門院右京大夫集を書きながら 4.空しい約束 片付けをしながら古い手紙を見つけて、思い出が蘇る作者です。 「なかなかあぢきなきことのみまされば、あらぬ世の心ちして、 心みむとてほかへまかるに、反故どもとりしたたむるに、いかならむ 世までもたゆむまじき […]