2021-12-31 / 最終更新日時 : 2021-12-29 タオ 琴線にふれる 松のように志を高く持って生きよう(2)米芾「擬古」より 2.枝や葉を伸ばしながら 米芾の書は、蘇東坡や黄山谷が顔真卿や懐素を学んだのに対して、王義之・献之に親しみを覚えて献之より多くを得ました。 「種種出枝葉 牽連上松端」 書き下し文は、「種種に枝葉を出だし 牽連(けんれ […]
2021-12-30 / 最終更新日時 : 2021-12-29 タオ 琴線にふれる 松のように志を高く持って生きよう(1)米芾「擬古」より 1.青松の力強さ 青い松の力強さを謳い、人の生き方に迫る米芾の「擬古」にみていきます。 「青松勁挺姿 凌霄恥屈盤」 書き下し文は、「青松 勁挺(けいてい)の姿 凌霄 屈盤(くつばん)を恥ず」 この漢詩の作者 […]
2021-12-29 / 最終更新日時 : 2021-12-26 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(7)荘子から読み解き書く 7.この空虚の状態は 耳で聴かずに、心でも聴かない。それでは 「氣也者虚 而待者也、唯道集 虚、虚者心齋也」 書き下し文は、「気なる者は虚にして物を待つ者なり。唯だ道は虚に集まる。虚とは心斎なりと。」 意味は、気は空 […]
2021-12-28 / 最終更新日時 : 2021-12-26 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(6)荘子から読み解き書く 6.心で聴かずに 孔子は、耳で聴くのではないよ、と述べてから 「而聴之以心、无聴之 以心、而聴之以氣耳止於 聴、心止於符」 書き下し文は、「これを聴くに心を以てすることなくして、これを聴くには気を以てせよ。耳は聴に止 […]
2021-12-27 / 最終更新日時 : 2021-12-26 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(5)荘子から読み解き書く 5.心のものいみを教えてください 顔回が孔子に問います。 「回曰敢問心齋仲 尼曰、若一汝志、尤聴之 以耳」 書き下し文は、「回曰わく、敢えて心斎を問うと。仲尼曰わく、若、汝の志を一つにせよ。これを聴くに耳を以ってする […]
2021-12-26 / 最終更新日時 : 2021-12-22 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(4)荘子から読み解き書く 4.酒を飲まず刺激物も食しない 顔回の家は貧しくて酒も飲まないという。それでいいでしょうか。 「唯不飲酒、不茹薑者、 數月矣、若此則可為 (以)為齋乎、曰、是祭祀之齋非 心齋也」 書き下し文は、「唯えに酒を飲まず […]
2021-12-25 / 最終更新日時 : 2021-12-22 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(3)荘子から読み解き書く 3.どうかよい方法を教えてください 顔回が私にはわかりません。どうか教えてください、と師に頼みます。 「顔回曰、吾无以進 矣、敢問其方仲尼曰、齋 吾将語若、有心而為之、 其易邪、易之者、嘷天 宜、顔回曰、回之 […]
2021-12-24 / 最終更新日時 : 2021-12-22 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(2)荘子から読み解き書く 2.自分の分別に頼りすぎだよ 孔子が続けていいます。 「雖然止是耳矣、 夫胡(故)*可以及化、猶師心 者也」*誤字 書き下し文は、「然りと雖も止だ是れのみ。夫れ胡ぞ化に及ぶべけん。猶お心を師とするものなりと」 「心 […]
2021-12-23 / 最終更新日時 : 2021-12-22 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(1)荘子から読み解き書く 1.それでは煩わしい 顔回は、孔子に言います。「私は心をまっすぐにして権力者の言動に左右されませんし、外面を柔軟にして昔のことにことよせていけば禍もないでしょう。」それに対して孔子が答えます。 「仲尼曰、惡、惡可、大多 […]
2021-12-22 / 最終更新日時 : 2021-12-19 タオ 人々の交わる世の中で どうすれば難しい衛の君主を変えられるか(3)荘子を今書く 3.他人に感化されることは 「而況大徳乎、 将執而不化、外合而内 不訾、其庸詎可乎」 書き下し文は、「而るに況んや大徳をや。将ず執して化せざらん。そのに合うとも内に訾(思)わず、其れ庸詎(いづ)くんぞ可ならんやと。 […]