小さいものと大きいもの(2)荘子を草書で書く

2.その長さは見当がつかない

荘子

 「未有知其脩者其名
  為鯤、有鳥焉、其名為鵬
  背若泰山翼若垂天之
  雲


読み下し文は、「未だ其の脩さを知る者あらず。其の名を鯤と為す。鳥あり、その名を鵬と為す。背は泰山の若く、翼は垂天の雲の若し」

「泰山」とは、山の名。山東省泰安市の北、1524メートル。五岳の一つ、昔、天子が即位後この山に登り封禅の祭り(天地を祭る儀式)を行った。*①

鯤と鵬の巨大さを描写しています。

出典:*① 新漢語林 大修館書店