2020-03-11 / 最終更新日時 : 2020-03-11 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(5)教養としての古筆+古典に親しむ 5. 印象に残る終句「なく山ほととぎす」「な」は「奈」を字母としていますが、この「な」は実に懐が深く偏と旁の間の空間が巧みです。実際に書いてみると思ったよりも空いているのが分かります。「な」一字の中に細太が微妙にあり一筋 […]
2020-03-10 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(4)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 4. 渇筆は思いっきり良く展開したい 左側半分の三行目から、渇筆になるのですが、解放感ある筆致です。「ぬるなつのよを」「ぬ」は「奴」が元の字ですが、字母(音を表記する母体となる字)を意識してか横に広がったような懐の深い […]
2020-03-09 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(3)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 3.継色紙を読んでみる We Read the Tugisikisi 左半分から始まります。「くるゞかと」左の一行目です。「く」は「供」を用いていますが、やや珍しい選字から始まります。懐深く、人偏と旁を広めに開けて、ゆっ […]
2020-03-08 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(2)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 2. 筆者は小野道風? The writer was Mr.Ono?筆者は、小野道風(894〜966)と伝えられておりますが、確証は無く異なります。小野道風は、藤原佐理(すけまさ)藤原行成(ゆきなり)とともに三蹟と称され […]
2020-03-07 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(1)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 1,なぜ継色紙と呼ぶのですか Why is called Tugisikisi? 「継色紙」は「寸松庵色紙」「升色紙」と並び称される三色紙のうちの一つです。 もとは、冊子本で、その装丁は料紙を二つ折りにして重ね、貼り合わ […]
2020-03-06 / 最終更新日時 : 2020-03-06 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(5) 5.寸松庵色紙の実物に会えるかも?埼玉県川島町の遠山記念館にて4/28から5/24まで展示される予定です。4/1(水)から5/24(日)まで遠山記念館で特別展「遠山記念館の50年」が開催され、その中で収蔵品である「むめの […]
2020-03-05 / 最終更新日時 : 2020-03-06 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(4) 4.梅はアロマ There was an aroma of Ume.「梅の香を袖に」まで、前回読みました。「うつしてとめたらば(脱字) はるはすぐとも かたみならまし」 歌意は、梅の香を種々の香を合わせて作った練香のよう […]
2020-03-04 / 最終更新日時 : 2020-03-04 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(3) 3,筆者は誰でしょうか? Who is the writer?寸松庵色紙の筆者は紀貫之と伝称されています。はっきりとは分からないけれど、ひとまず紀貫之としておきましょう、と言うことだったのです。逆に言えば、紀貫之という方 […]
2020-03-03 / 最終更新日時 : 2020-03-03 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(2) 2.書かれた時代を訪ねる寸松庵色紙が描かれた時代は、十一世紀中頃から後期頃と言われています。それは、一つには、料紙から推察されるものです。中国からの美しい唐紙を用いていて現在の古典研究から、「粘葉本和漢朗詠集」などに近い […]
2020-03-02 / 最終更新日時 : 2020-03-02 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(1) 寸松庵色紙は茶掛としても珍重されました The Sunshouan was prized as the hanging scroll for the tea ceremony 茶の湯は総合芸術であると言われますが、掛物も […]