2020-05-03 / 最終更新日時 : 2020-05-03 タオ 漂泊の想い 芭蕉自筆、奥の細道を読み書こう(3) 3. 粘葉本和漢朗詠集に見る「行く春や」 芭蕉、「奥の細道」の「行く春や」に着目して和歌に見られる表現を考察しています。今回は、「粘葉本和漢朗詠集」の三月尽の項から二句を取りあげます。 これは、大納言藤原公任(966−1 […]
2020-05-02 / 最終更新日時 : 2020-05-02 タオ 漂泊の想い 芭蕉自筆、奥の細道を読み書こう(2) 2.芭蕉、出立の日芭蕉は、元禄二年三月二十七日、陽暦では1689年5月16日にあたる日の早朝、深川の庵から旅立ちました。見送る門人は多くなく「むつましきかぎりは、宵よりつどいて」と、本文にあります。 千住で舟から上がり待 […]
2020-05-01 / 最終更新日時 : 2020-05-01 タオ 漂泊の想い 芭蕉自筆、奥の細道を読み書こう(1) 1.行く春や 「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老をむかふるものは、日々旅にして旅を栖とす。」から始まる松尾芭蕉の「奥の細道」は、人口に膾炙され親しまれています。 ただ、松 […]
2020-04-30 / 最終更新日時 : 2020-04-30 タオ 書の心 もっと読みたい名言の宝庫、書譜(5) 5.骨気がないといけない 書には、骨が必要と説き、さらに・・・ 読み下し文:たとえ衆妙の帰するところとなるも、務めて骨気を存せよ。 既に存し、しかして遒潤これに加えよ。 […]
2020-04-29 / 最終更新日時 : 2020-04-29 タオ 書の心 もっと読みたい名言の宝庫、書譜(4) 4.精神が飛動する 書が爽やかで、心が飛び動くような作品となるとは、どういうことかを述ベています。 読み下し文:いやしくもその術を知らば、まさに兼ね通ず可し。心は精を厭わず、手は 孰するを忘れず。もし運用は精熱 […]
2020-04-28 / 最終更新日時 : 2020-04-28 タオ 書の心 もっと読みたい名言の宝庫、書譜(3) 3.神融け筆暢ぶ こちらには、二ヶ所おすすめしたい名言があります。臨書をする楽しみは、古の人の筆跡に触れることで、自らの書技を高めることにあります。さらに、内容が心惹かれるものであれば、臨書をしながら学ぶことが多く、喜び […]
2020-04-27 / 最終更新日時 : 2020-04-27 タオ 書の心 もっと読みたい名言の宝庫、書譜(2) 2. 草書は、流れうるわしく 読み下し文:草は流にしてのびやかなることを貴び、章は検にして便なるに務む。 然るのち、之を凛にするに風神を以てし、之を温にするに妍潤を以てし、 之を鼓するに枯勁を以てし、 […]
2020-04-26 / 最終更新日時 : 2020-04-26 タオ 書の心 もっと読みたい名言の宝庫、書譜(1) 1. 心手相応の境地は一つ 読み下し文:いずくんぞ、心手の会帰は、源を同じうして派をことにするが若く、 転用の術は、猶お樹を共にして条を分かつが如き者なるを知らんや。 しかのみならず、吏に・・・ […]
2020-04-25 / 最終更新日時 : 2023-06-18 タオ 書の心 一読の価値あり、孫過庭「書譜」(5) 5.学は乃ち少にして勉むべし 読み下し文:学の規矩を成すは、老は少に如かず。 思は即ち老いていよいよ妙なるも、 学は乃ち少くして勉む可し。 出典:「書譜」孫過庭 […]
2020-04-24 / 最終更新日時 : 2020-04-24 タオ 書の心 一読の価値あり、孫過庭「書譜」(4) 4.天地の心に本づく 読み下し文:「豈に情の動きて言に形(あら)わるるは、風騒の意に取会し、陽に舒び陰に惨むは、天地の心に本付くものなるを知らんや。」 出典:「書譜」孫過庭 […]