2020-03-25 / 最終更新日時 : 2020-03-25 タオ かな書道 自由奔放な古筆、香紙切(4) 4. 息の長い連綿 Continuously written characters三行目:「こゑにこころのとまりぬるかな」 「こ」は「己」が字母なので、つづけたときに筆意が感じられます。「ゑ」は「恵」の旧字を字母としてい […]
2020-03-24 / 最終更新日時 : 2020-03-24 タオ かな書道 自由奔放な古筆、香紙切(3) 3.どういう紙に書かれていたの? What kind of the Paper was used ?料紙は、丁子の花弁や蕾を濃く煎じて、その汁で染めたものです。当時は、芳香を放つ料紙として珍重されていたと思われます。 「 […]
2020-03-23 / 最終更新日時 : 2020-03-24 タオ かな書道 自由奔放な古筆、香紙切(2) 2.筆者はどなたでしょうか Who is the writer of the Kousikire?筆者は、小大君(こおおきみ 又は、こだいのきみ)と伝えられています。小大君は三十六歌仙の一人で、平安時代の女流歌人です。 […]
2020-03-22 / 最終更新日時 : 2020-03-24 タオ かな書道 自由奔放な古筆、香紙切(1) 1.大胆な筆致 A Bold Strokeこれほど、運腕が大きく自由な筆法は珍しい古筆切です。線質は直筆で、強く張りがある書線であることから、一気呵成に書き上げたのではないかと思われます。そのため、一部に乱れた字形が見ら […]
2020-03-21 / 最終更新日時 : 2020-03-21 タオ かな書道 本阿弥切の魅力(5) 5.どういう紙に書かれていたの? What kind of the paper was used?大きさは、各縦16.7cm 横28cmの唐紙を継いだものです。布目打ちのある表面には、雲鶴・夾竹桃・相生唐草・花菱・唐花・ […]
2020-03-20 / 最終更新日時 : 2020-03-20 タオ かな書道 本阿弥切の魅力(4) 4.再び小野小町の歌を読む To read the Waka of Komoti again 「おもひつつ」「お」は「於」を用いて、渇筆からの出だしを大きく始めています。右側の余白に響かせて、一行目を下げたことが生きて […]
2020-03-19 / 最終更新日時 : 2020-03-19 タオ かな書道 本阿弥切の魅力(3) 2. 小野小町の歌を読む To Read the tanka of Komoti 一行目から読んでいきます。題知らず 小野小町「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢を知りせば さめざらましを」歌意は「さっきあの人が夢に見え […]
2020-03-18 / 最終更新日時 : 2020-03-18 タオ かな書道 本阿弥切の魅力(2) 2.本阿弥切の筆者は? Who is the writer of the Honami 本阿弥切の筆者は小野道風と伝えられています。寛永三筆の一人である烏丸光弘(1579〜1638)も小野道風に間違いないと判定し、寛永十 […]
2020-03-17 / 最終更新日時 : 2020-03-17 タオ かな書道 本阿弥切の魅力(1) 本阿弥切古今集の背景 The Background of Honamigire本阿弥切は、かつて本阿弥光悦(1558〜1637)が愛蔵していたと伝えられる古筆切です。本阿弥光悦とは、安土桃山・江戸初期に多方面にわたる活躍 […]
2020-03-16 / 最終更新日時 : 2020-03-16 タオ かな書道 三色紙の真打、升色紙の登場(5) 5.再び、升色紙を解読する To Read the Masusikisi again二行目:「ましをあひみむと」 「ま」は「末」を字母としていますが、左へ張り「ま」の終筆から右の余白へ「し」を長く引いています。右の行を見 […]