2020-03-14 / 最終更新日時 : 2020-03-14 タオ かな書道 三色紙の真打、升色紙の登場(3) 3. 和歌の意味を知る To Know the meaning of the Waka「いまはゞやこひしなましを あひみむと たのめしことぞ いのちなりける」 古今集十三段恋の項に載る清原深養父の歌です。「今はもう […]
2020-03-13 / 最終更新日時 : 2020-03-13 タオ かな書道 三色紙の真打、升式紙の登場(2) 2.升色紙の書風 The Style of Masusikisi なんと言っても墨の入った潤筆と細線の対比が印象的です。そして、からみ合った後半部分は、遠近を感じるほどであり他の古筆に例を見ません。 よほどの能筆家があ […]
2020-03-12 / 最終更新日時 : 2020-03-13 タオ かな書道 三色紙の真打、升色紙の登場(1) 1.升色紙とは? What is Masusikisi? 升色紙とは、寸松庵色紙、継色紙と並び称される古筆切の名称です。升色紙は、元が枡形の冊子本であったか、もしくは切断した際に料紙が升形であったことが名称の由来と考えら […]
2020-03-11 / 最終更新日時 : 2020-03-11 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(5)教養としての古筆+古典に親しむ 5. 印象に残る終句「なく山ほととぎす」「な」は「奈」を字母としていますが、この「な」は実に懐が深く偏と旁の間の空間が巧みです。実際に書いてみると思ったよりも空いているのが分かります。「な」一字の中に細太が微妙にあり一筋 […]
2020-03-10 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(4)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 4. 渇筆は思いっきり良く展開したい 左側半分の三行目から、渇筆になるのですが、解放感ある筆致です。「ぬるなつのよを」「ぬ」は「奴」が元の字ですが、字母(音を表記する母体となる字)を意識してか横に広がったような懐の深い […]
2020-03-09 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(3)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 3.継色紙を読んでみる We Read the Tugisikisi 左半分から始まります。「くるゞかと」左の一行目です。「く」は「供」を用いていますが、やや珍しい選字から始まります。懐深く、人偏と旁を広めに開けて、ゆっ […]
2020-03-08 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(2)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 2. 筆者は小野道風? The writer was Mr.Ono?筆者は、小野道風(894〜966)と伝えられておりますが、確証は無く異なります。小野道風は、藤原佐理(すけまさ)藤原行成(ゆきなり)とともに三蹟と称され […]
2020-03-07 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(1)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 1,なぜ継色紙と呼ぶのですか Why is called Tugisikisi? 「継色紙」は「寸松庵色紙」「升色紙」と並び称される三色紙のうちの一つです。 もとは、冊子本で、その装丁は料紙を二つ折りにして重ね、貼り合わ […]
2020-03-06 / 最終更新日時 : 2020-03-06 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(5) 5.寸松庵色紙の実物に会えるかも?埼玉県川島町の遠山記念館にて4/28から5/24まで展示される予定です。4/1(水)から5/24(日)まで遠山記念館で特別展「遠山記念館の50年」が開催され、その中で収蔵品である「むめの […]
2020-03-05 / 最終更新日時 : 2020-03-06 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(4) 4.梅はアロマ There was an aroma of Ume.「梅の香を袖に」まで、前回読みました。「うつしてとめたらば(脱字) はるはすぐとも かたみならまし」 歌意は、梅の香を種々の香を合わせて作った練香のよう […]