詩書切を臨書し特徴をよむ(6)和漢朗詠集から
6.山に春の草は
「華山有馬蹄猶露」
書き下し文は、「華山に馬ありて蹄なほ露はる」
鑑賞:「華」は横画を太く、縦画はほっそりと瀟洒である。「山」は和様の風もあり、たっぷりと墨をつけてリズムが良い。
「蹄」の終角は思い切って伸ばして効果的に余白をとらえている。そこを「猶」の偏でしっかりと受けて、旁との間をあけて懐が深い。
「露」は雨冠をやや右下がりで、下部は右上がりでどことなく動き出しそうである。
参考文献:書の美 島谷弘幸著 毎日新聞社
6.山に春の草は
「華山有馬蹄猶露」
書き下し文は、「華山に馬ありて蹄なほ露はる」
鑑賞:「華」は横画を太く、縦画はほっそりと瀟洒である。「山」は和様の風もあり、たっぷりと墨をつけてリズムが良い。
「蹄」の終角は思い切って伸ばして効果的に余白をとらえている。そこを「猶」の偏でしっかりと受けて、旁との間をあけて懐が深い。
「露」は雨冠をやや右下がりで、下部は右上がりでどことなく動き出しそうである。
参考文献:書の美 島谷弘幸著 毎日新聞社