2023-04-20 / 最終更新日時 : 2023-04-19 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(13)蘇軾の意を読む 13.これらはいくら取っても 釈文:「取之無禁、用之 不竭是造物者之無盡藏 也」 書き下し文は「之を取れども禁ずる無く、之を用うれどもつきず。是れ造物主の無尽蔵なり。」 現代語にすると「これはいくら取っても誰 […]
2023-04-19 / 最終更新日時 : 2023-04-19 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(12)蘇軾の意を読む 12.この清らかな風と 釈文:「(惟)江上之淸風与山閒之明 月耳得之而爲聲目遇 之而成色」 書き下し文は「(唯だ)江上の淸風と山閒の名月とは、耳之を得て声を為し、目之に遇いて色を成す。」 鑑賞:「耳得之而爲聲 […]
2023-04-18 / 最終更新日時 : 2023-04-19 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(11)粗食の意を読む 10.もし自分のものでなければ 釈文:「苟非吾之 所有雖一毫而莫取」 書き下し文は「苟しくも吾の有する所に非ざれば、一毫と雖も取ること莫からん。」 現代語にすると、「かりそめにも自分の所有物でないならば、一本の細い […]
2023-04-17 / 最終更新日時 : 2023-04-17 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(10)蘇軾の意を読む 10.何をうらやむことがあろうか 釈文:「而又何羨乎。且夫天地 之間、物各有主。」 書き下し文は「而るに又何をかうらやまんや。且つ夫れ天地の間、物各(おのおの)主あり。」 鑑賞:「又」と「羨」は共に右払いの終画も持 […]
2023-04-16 / 最終更新日時 : 2023-04-16 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(9)蘇軾の意を読む 9.変わらない立場からは 釈文:「自其不變 者而觀之、則物与我皆無 盡也。」 書き下し文は「其の變ぜざるもの自りして之を観れば、即ち物と我と皆盡くること無きなり。」 現代語にすると、「一方で、すべてが変わらな […]
2023-04-15 / 最終更新日時 : 2023-04-14 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(8)蘇軾の意を読む 8.変化するということでいえば 釈文:「蓋将 自其變者而觀之、則天地 曾不能一瞬。」 書き下し文は「蓋し将た其の変ずるもの自りして之を観れば、則ち天地も曾て以て一瞬なること能わず。」 現代語にすると、「つまり […]
2023-04-14 / 最終更新日時 : 2023-04-13 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(7)蘇軾の意を読む 7.満ちたり欠けたり 鑑賞:「盈虚者如彼」は月が満ちたり欠けたりすること。本文では異なる字を用いている。 「消長」衰えることと盛んになること。 現代語にすると、「川の水のように流れていきますが、そのまま行ってしまうという […]
2023-04-13 / 最終更新日時 : 2023-04-13 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(6)蘇軾の意を読む 6.川の水が流れるように 釈文:「逝者 如斯而未嘗往也盈虚者 如彼而卒莫消長也。」 書き下し文は「逝く者は斯くの如くなれども、未だ嘗てゆかざるなり。盈虚するものは彼の如くなれども卒(つい)に省長すること莫きな […]
2023-04-12 / 最終更新日時 : 2023-04-10 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(5)蘇軾の意を読む 5.せめて余韻を 釈文:「託遺響於悲風。蘇子 曰客亦知夫水与月乎。」 書き下し文は「遺響を悲風に託せり、と。蘇子曰く、客も亦た夫の水と月とを知るか。」 現代語にすると、「せめて余韻を悲しい秋風に寄せて響かせたのです […]
2023-04-11 / 最終更新日時 : 2023-04-10 タオ 表れる人格 続・前赤壁賦を臨書して(4)蘇軾の意を読む 4.ほんのわずかな間の 釈文:「哀吾生之須臾羨長江之 無窮挾飛仙以遨遊抱 明月而長終知不可乎驟(得)」 書き下し文は「吾が生の須臾(しゅゆ)なるを哀しみ、長江の窮まり無きを羨む。飛仙を挟みて以て遨遊(ごうゆう […]