元永本古今集を臨書して(1)春歌上から
1.元永本とは
平安時代の王朝貴族にとって、欠かすことのできない教養が和歌と書であった。特に『古今和歌集』は最初の勅撰和歌集として重視され、能書によって数多く書写された。
『元永本』は仮名序と二十巻全てが完全に揃ったものとして最古の写本である。上下二帖の冊子本で上巻末尾に「元永三年」とあることから『元永本』と呼ばれる。
参考文献:書と美 島谷弘幸著 毎日新聞社
1.元永本とは
平安時代の王朝貴族にとって、欠かすことのできない教養が和歌と書であった。特に『古今和歌集』は最初の勅撰和歌集として重視され、能書によって数多く書写された。
『元永本』は仮名序と二十巻全てが完全に揃ったものとして最古の写本である。上下二帖の冊子本で上巻末尾に「元永三年」とあることから『元永本』と呼ばれる。
参考文献:書と美 島谷弘幸著 毎日新聞社