2021-12-21 / 最終更新日時 : 2021-12-19 タオ 人々の交わる世の中で どうすれば難しい衛の君主を変えられるか(2)荘子を今書く 2.勝手気ままな君主 「因案人之所感、以求容 與其心、名之曰日漸之 徳不成」 書き下し文は、「因りて人の感ずるところを案(おさ)えて、以て其の心を容與せんことを求む。これを名づけて日漸の徳も成らず」と曰う。 大意は […]
2021-12-20 / 最終更新日時 : 2021-12-19 タオ 人々の交わる世の中で どうすれば難しい衛の君主を変えられるか(1)荘子を今書く 1.雑念を払ってはどうか 人々の交流する世の中で、どのようにすればよいのか。孔子は例としてむかし桀が関竜逢を殺害し、紂は王子の比干を殺すということがあった。これらは名誉と実益を求めたために害にあったのだと告げます。衛の国 […]
2021-12-19 / 最終更新日時 : 2021-12-16 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(7)建礼門院右京大夫集から 7.袖のうつり香は 「わびつつは かさねし袖の うつり香に 思ひよそへて 折りしたちばな」 選字は、「王ひ徒ヽ者可さ年志曽傳のうつ 梨可耳思比よ所へて折利し多 ちは奈」 鑑賞:一行目の行幅とニ行目のそ […]
2021-12-18 / 最終更新日時 : 2021-12-16 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(6)建礼門院右京大夫集から 6.あの橘は古歌に由来してるの 「むかし思ふ にほひかなにぞ 小車に 入れしたぐひの 我が身ならぬに」 選字は、「む可し於もふ爾ほ日可な爾處 越久る万耳い連志多供日のわ可 身奈羅ぬ爾」 一行目の始まり […]
2021-12-17 / 最終更新日時 : 2021-12-16 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(5)建礼門院右京大夫集から 5.たちばなの枝に 遠のいて行く隆信に作者は焦りのような気持ちを抱いたのでしょうか。 「またしばし音せで文のこまごまとありしかへしに、などやらむ、いたく心の乱れて、ただ見えし橘を、一枝つつみてやりたりしに、『えこそ心得ね […]
2021-12-16 / 最終更新日時 : 2021-12-13 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(4)建礼門院右京大夫集から 4.あのほととぎすは 「思ひいでて ねざめし床の あはれをも 行きてつげける ほととぎすかな」 選字は、「於も日いてヽね佐免しとこの阿八 連越毛行支てつ希遣流本とヽ き春かな」 鑑賞:一行目は変体かなの複 […]
2021-12-15 / 最終更新日時 : 2021-12-13 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(3)建礼門院右京大夫集から 3.私の思いを告げに 隆信からのお返しは詞書からさすがと思われます。 「かへしに、『われしも思ひ出づるを』など、さしもあらじとおほゆることどもをいひて」 選字は、「かへし爾王れ志も思ひい徒るを なと佐志もあらしと […]
2021-12-14 / 最終更新日時 : 2021-12-13 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(2)建礼門院右京大夫集から 2.変わらないほととぎす 「もろともに ことかたらひし あけぼのに かはらざりつる ほととぎすかな」 選字は、「裳路とも爾こ登可たら日しあ 希ほのニ可者羅佐利つる本とヽ支須 […]
2021-12-13 / 最終更新日時 : 2021-12-13 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(1)建礼門院右京大夫集から 1.ほととぎすの声が 今回は、全体を見通して流れを感じられるよう、横長に書きました。詞書は和歌のニ字分下がっています。 「おなじ頃、夜床にてほととぎすを聞きたりしに、ひとり寝覚めに、またかはらぬ声にて過ぎしを、そのつと […]
2021-12-12 / 最終更新日時 : 2021-12-11 タオ 思慕の情 逢坂の関を越えて(4)建礼門院右京大夫集を書いて 4.あなたが帰ってから 隆信に正妻が決まるという噂を聞き、枕に思いを託した作者に隆信からの返歌です。 「『かへりてのちみつけたりける』とて、やがてあれより、心にも 袖にもとまる うつり香を 枕にのみや 契りおくべき」 選 […]