とらわれのない自由な境地に遊ぶ(2)荘子を書く

2.北の果てに

意味は、「北の果ての海に魚がいる。
     その名は鯤。
     鯤の大きさは計り知れない。」

「鯤」とは、「魚の子」と『璽雅』にあります。ごく小さいもので、大きなものを表そうとしているところに妙味があるわけです。
「里」は距離を表す単位です。

初めから、とんでもなくスケールの大きな話が登場して戸惑う方もおられるかもしれません。ここは、想像力を大いに働かせていただきと思います。

 参考文献:荘子 金谷治訳註 岩波書店