2021-12-24 / 最終更新日時 : 2021-12-22 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(2)荘子から読み解き書く 2.自分の分別に頼りすぎだよ 孔子が続けていいます。 「雖然止是耳矣、 夫胡(故)*可以及化、猶師心 者也」*誤字 書き下し文は、「然りと雖も止だ是れのみ。夫れ胡ぞ化に及ぶべけん。猶お心を師とするものなりと」 「心 […]
2021-12-23 / 最終更新日時 : 2021-12-22 タオ 人々の交わる世の中で 志を一つにするとは(1)荘子から読み解き書く 1.それでは煩わしい 顔回は、孔子に言います。「私は心をまっすぐにして権力者の言動に左右されませんし、外面を柔軟にして昔のことにことよせていけば禍もないでしょう。」それに対して孔子が答えます。 「仲尼曰、惡、惡可、大多 […]
2021-12-22 / 最終更新日時 : 2021-12-19 タオ 人々の交わる世の中で どうすれば難しい衛の君主を変えられるか(3)荘子を今書く 3.他人に感化されることは 「而況大徳乎、 将執而不化、外合而内 不訾、其庸詎可乎」 書き下し文は、「而るに況んや大徳をや。将ず執して化せざらん。そのに合うとも内に訾(思)わず、其れ庸詎(いづ)くんぞ可ならんやと。 […]
2021-12-21 / 最終更新日時 : 2021-12-19 タオ 人々の交わる世の中で どうすれば難しい衛の君主を変えられるか(2)荘子を今書く 2.勝手気ままな君主 「因案人之所感、以求容 與其心、名之曰日漸之 徳不成」 書き下し文は、「因りて人の感ずるところを案(おさ)えて、以て其の心を容與せんことを求む。これを名づけて日漸の徳も成らず」と曰う。 大意は […]
2021-12-20 / 最終更新日時 : 2021-12-19 タオ 人々の交わる世の中で どうすれば難しい衛の君主を変えられるか(1)荘子を今書く 1.雑念を払ってはどうか 人々の交流する世の中で、どのようにすればよいのか。孔子は例としてむかし桀が関竜逢を殺害し、紂は王子の比干を殺すということがあった。これらは名誉と実益を求めたために害にあったのだと告げます。衛の国 […]
2021-12-19 / 最終更新日時 : 2021-12-16 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(7)建礼門院右京大夫集から 7.袖のうつり香は 「わびつつは かさねし袖の うつり香に 思ひよそへて 折りしたちばな」 選字は、「王ひ徒ヽ者可さ年志曽傳のうつ 梨可耳思比よ所へて折利し多 ちは奈」 鑑賞:一行目の行幅とニ行目のそ […]
2021-12-18 / 最終更新日時 : 2021-12-16 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(6)建礼門院右京大夫集から 6.あの橘は古歌に由来してるの 「むかし思ふ にほひかなにぞ 小車に 入れしたぐひの 我が身ならぬに」 選字は、「む可し於もふ爾ほ日可な爾處 越久る万耳い連志多供日のわ可 身奈羅ぬ爾」 一行目の始まり […]
2021-12-17 / 最終更新日時 : 2021-12-16 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(5)建礼門院右京大夫集から 5.たちばなの枝に 遠のいて行く隆信に作者は焦りのような気持ちを抱いたのでしょうか。 「またしばし音せで文のこまごまとありしかへしに、などやらむ、いたく心の乱れて、ただ見えし橘を、一枝つつみてやりたりしに、『えこそ心得ね […]
2021-12-16 / 最終更新日時 : 2021-12-13 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(4)建礼門院右京大夫集から 4.あのほととぎすは 「思ひいでて ねざめし床の あはれをも 行きてつげける ほととぎすかな」 選字は、「於も日いてヽね佐免しとこの阿八 連越毛行支てつ希遣流本とヽ き春かな」 鑑賞:一行目は変体かなの複 […]
2021-12-15 / 最終更新日時 : 2021-12-13 タオ 思慕の情 かつて、あなたにお逢いした時(3)建礼門院右京大夫集から 3.私の思いを告げに 隆信からのお返しは詞書からさすがと思われます。 「かへしに、『われしも思ひ出づるを』など、さしもあらじとおほゆることどもをいひて」 選字は、「かへし爾王れ志も思ひい徒るを なと佐志もあらしと […]