2021-06-21 / 最終更新日時 : 2021-06-21 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(5)荘子・物を斉しくする 5.自分の存在を忘れた 先生、前のご様子とは違いますよ。という門人の問いに、大した問いだと答えた後で、 「今者、吾喪我、汝 知之乎汝聞人籟、而 未聞地籟、汝聞地籟 而未聞天籟夫」 読み下し文は、「今者、吾は我を喪( […]
2021-06-20 / 最終更新日時 : 2021-06-21 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(4)荘子・物を斉しくする 4.これまでのご様子とは これまでとは異なる師の様子に門人である顔成子游が問いかけます。「今之隠几者、非昔之 隠几者也、子棋曰、偃 不亦善乎、而問之 也」 読み下し文は、「今の几に隠る者は昔の几に隠る者に非ざるなりと。子 […]
2021-06-19 / 最終更新日時 : 2021-06-19 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(3)荘子・物を斉しくする 3.肉体は枯れ木のように 「顔成子游、立 侍乎前、日、何居乎、形固可使如 槁木、而心固可使如死灰乎」 読み下し文は、「顔成子游、前に立侍し、曰く、何居ぞや、形は固より槁木の如くならしむべく、心は固より死灰の如くならしむべ […]
2021-06-18 / 最終更新日時 : 2021-06-17 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(2)荘子・物を斉しくする 2.大空を仰いで 「南郭子棋、隠几而坐、仰天而嘘、 嗒焉似喪其偶」 読み下し文は、「南郭子棋、几に隠りて坐し、天を仰いで嘘(息)す。嗒焉として其の偶(からだ)を喪(わす)るるに似たり。」 現代語にすると、南郭子棋が肘掛け […]
2021-06-17 / 最終更新日時 : 2021-06-17 タオ 万物斉同 自分の存在を忘れる(1)荘子・物を斉しくする 1.対立や差別は 人々が、現実世界の中に、大小・長短・彼此・善悪・美醜・生死などといったさまざまな対立や差別を認めているのは、なぜでしょうか。荘子はこう考えます。それは、人間のかってな認識や判断であって、真実のすがたでは […]