2020-05-06 / 最終更新日時 : 2020-05-06 タオ 漂泊の想い 芭蕉、西行の和歌を歌枕とする(1) 清水流るるの柳は 芭蕉は、「奥の細道」の中で、西行法師の「道のべの清水流るゝ柳陰 しばしとてこそ立ちどまりつれ」 新古今集 巻三夏歌を歌枕として、句を詠んでいます。それが上記の 「田一 […]
2020-05-05 / 最終更新日時 : 2020-05-05 タオ 漂泊の想い 芭蕉自筆、奥の細道を読み書こう(5) 5.そして半紙に書いてみた 芭蕉の「俳諧」への考えは、「笈の小文」のはじめにあります。「西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休が茶における、 其貫道する物は一なり。」 「俳諧」は現在の「俳句」と異 […]
2020-05-04 / 最終更新日時 : 2020-05-04 タオ 漂泊の想い 芭蕉自筆、奥に細道を読み書こう(4) 4.鳥啼き 魚の目は泪 芭蕉は、「鳥啼き」と書いていますが、前出の「中務集」ではどうでしょう。釈文:「山里のほと〃ぎすなく 山里にまれになきけるほと とぎすまたともなかぬこゑを きくかな」 […]
2020-05-03 / 最終更新日時 : 2020-05-03 タオ 漂泊の想い 芭蕉自筆、奥の細道を読み書こう(3) 3. 粘葉本和漢朗詠集に見る「行く春や」 芭蕉、「奥の細道」の「行く春や」に着目して和歌に見られる表現を考察しています。今回は、「粘葉本和漢朗詠集」の三月尽の項から二句を取りあげます。 これは、大納言藤原公任(966−1 […]
2020-05-02 / 最終更新日時 : 2020-05-02 タオ 漂泊の想い 芭蕉自筆、奥の細道を読み書こう(2) 2.芭蕉、出立の日芭蕉は、元禄二年三月二十七日、陽暦では1689年5月16日にあたる日の早朝、深川の庵から旅立ちました。見送る門人は多くなく「むつましきかぎりは、宵よりつどいて」と、本文にあります。 千住で舟から上がり待 […]
2020-05-01 / 最終更新日時 : 2020-05-01 タオ 漂泊の想い 芭蕉自筆、奥の細道を読み書こう(1) 1.行く春や 「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老をむかふるものは、日々旅にして旅を栖とす。」から始まる松尾芭蕉の「奥の細道」は、人口に膾炙され親しまれています。 ただ、松 […]