2024-12-20 / 最終更新日時 : 2024-12-20 タオ 感性豊かな才知 露むすぶ道を(4)和泉式部日記を書いて 4.道芝の釈文:「道芝の露におきゐる人により わが手枕の袖もかわかず」 選字は「道芝のつ遊耳お支井る人爾夜里 わ可手枕農楚て裳か王可数」 鑑賞:「おき」は「置き」と「起き」をかける。「露」と「置く」は縁語。宮は歌によって […]
2024-12-19 / 最終更新日時 : 2024-12-19 タオ 感性豊かな才知 露むすぶ道を(3)和泉式部日記を書いて 3.この袖のこと釈文:「この袖のことは、はかなきことなれど、おぼし忘れでのたまふも、をかし。」 選字は「この袖農こ度者ヽか奈き故と奈れとおほ し忘連て能多ま布毛越可し」 鑑賞:「この袖」以前に女がすっかり意気消沈して伏せ […]
2024-12-18 / 最終更新日時 : 2024-12-18 タオ 感性豊かな才知 露むすぶ道の(2)和泉式部日記を書いて 2.朝ぼらけ釈文:「露むすぶ道のまにまに朝ぼらけ ぬれてぞきつる手枕の袖」 選字は「露牟須布三遅農満爾ヽヽ朝本ら遣 ぬれ亭所支都る手枕の曽傳」 鑑賞:「朝ぼらけ」は歌語、「来つる」は「着つる」をかける。 歌意は「朝早くそ […]
2024-12-17 / 最終更新日時 : 2024-12-18 タオ 感性豊かな才知 露むすぶ道の(1)和泉式部日記を書いて 1.格子をあげて釈文:「格子をあげながらありつれば、ただひとり端にふしても、いかにせまし、と、人笑へにやあらん、とさまざまに思ひ乱れてふしたるほどに、御文あり。」 選字は「格子越あ希な可ら阿里つれ者多ヽひと利 盤し二婦志 […]
2024-12-16 / 最終更新日時 : 2024-12-16 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(10)和泉式部日記より 10.目につかない所を釈文:「いとよく隠れたるところつくり出でてきこえん』など頼もしうのたまはせて、夜深く出でさせ給ひぬ。」 選字は「意 登よ供可久連多流とこ露つ久里出てヽ支こ 盈无なと頼毛しう能多万はせ亭夜ふ可九出て […]
2024-12-15 / 最終更新日時 : 2024-12-15 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(9)和泉式部日記より 9.他人の目が気になって釈文:「『ましてまことなりけりと見侍らんなむ、かたはらいたく』ときこゆれば、『それは、ここにこそともかくも言はれめ、見苦しうたれかは見ん。」 選字は「ま斯て万こ登 難り介里と見侍ら無奈む可多はら意 […]
2024-12-14 / 最終更新日時 : 2024-12-15 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(8)和泉式部日記より 8.お待ちするよりほか釈文:「かやうなるをりたまさかにも待ちつけきこえさするよりほかのことなければ、ただいかにものたまはするままに、と思ひたまふるを、よそにても見苦しきことにきこえさすらん」 選字は「かやう奈流をり堂万佐 […]
2024-12-13 / 最終更新日時 : 2024-12-13 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(7)和泉式部日記より 7.このぬれ衣は釈文:「このぬれ衣はさりとも着やみなん、と思ひて、『なにごともただ、われよりほかの、とのみ思ひたまへつつすぐし侍るほどのまぎらはしには」 選字は「このぬ連衣者佐利とも着や三奈無と思ひ 亭那耳こ登毛多ヽわれ […]
2024-12-12 / 最終更新日時 : 2024-12-11 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(6)和泉式部日記より 6.よろづのことは釈文:「よろづのことはただ御乳母のみこそすなれ、顕証(けそう)にて出でひろめかばこそはあらめ、さるべき隠れなどにあらんには、なでうことかあらん」 選字は「よろ徒農こ度者多ヽ御乳母 乃三故須奈連顕証爾て出 […]
2024-12-11 / 最終更新日時 : 2024-12-11 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(5)和泉式部日記より 5.頼もしき方もなし釈文:「さりとてことざまの頼もしき方もなし、なにかは、さてもこころみんかし、北の方はおはすれど、御方々にてのみこそ」 選字は「さりと傳こと佐ま農頼もし支方も那志奈爾可八 散亭もこヽ露三無可し北の方者於 […]