2022-09-26 / 最終更新日時 : 2022-09-26 タオ 禅と書のつながり 続・良寛の戒語を臨書する(1)ものいふに 1.耳ざわりなこと 原文:毛のいふ耳 おほ可多みヽ多ちて起こゆるものは き者〜しく毛のいふ 釈文:ものいふに おほかたみヽだちてきこゆるものは きは〜しくものいふ 鑑賞:「耳だちて」とは角立って耳 […]
2022-09-25 / 最終更新日時 : 2022-09-23 タオ 禅と書のつながり 良寛の戒語を臨書する(4)一巻の冒頭より 4.時と所に 原文:「時ところ耳爾あ者ぬこと さ可よひ耳こと者をいふ」 釈文:「時とことにあはぬこと さかよひにことはりをいふ」 鑑賞:「時」はふところを大きく取り、続く「とこ」を抱え込み「ろ」で余白を […]
2022-09-24 / 最終更新日時 : 2022-09-23 タオ 禅と書のつながり 良寛の戒語を臨書する(3)一巻の冒頭より 3.へらずぐち 原文:「へら春ぐち ひやう里ぐち 人能毛のいひきらぬ中にものいふ」 釈文:「へらずぐち ひやうりぐち 人のものいひきらぬ中にものいふ」 七行目の「へ」は墨をつけて大きく書かれて印象 […]
2022-09-23 / 最終更新日時 : 2022-09-23 タオ 禅と書のつながり 良寛の戒語を臨書する(2)一巻の冒頭より 2.かしましく 原文:「と者ず可多り さしでぐち こどくる」 釈文:「とはずがたり さしでぐち こどくる」 こちらの良寛の戒語は、変体かなをあまり使わずに読み易い書き方となっています。四行目は、「 […]
2022-09-22 / 最終更新日時 : 2022-09-22 タオ 禅と書のつながり 良寛の戒語を臨書する(1)一巻の冒頭より 1.ことばのおほき 原文:「ことばのおほき 者やこと 可しましく毛能いふ」 釈文:「ことばのおほき はやこと かしましくものいふ」 良寛が戒語を書いた一巻の冒頭です。良寛は、他の人に説教などをしな […]
2022-09-21 / 最終更新日時 : 2022-09-19 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(8)建礼門院右京大夫集を書く 8.十悪とは 真実にそむいて巧みに飾り立てたことばを「綺語」といい、十悪の一つとされますが、他にどういうものがあるのでしょうか。 十悪とは、仏教語で身・口・意の三業がつくる10種の罪悪です。殺生・偸盗(ちゅうとう)・邪淫 […]
2022-09-20 / 最終更新日時 : 2022-09-22 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(7)建礼門院右京大夫集を書く 7.玉の緒も 「かばかりの 思ひにたへて つれもなく なほながらふる 玉の緒も憂し」 選字は、「可は閑り農思ひ二多遍て徒連も奈久 難本奈可羅布る玉の緒も憂し」 歌意は、「これほどの悲しみに耐えて、なおも生き永らえ […]
2022-09-19 / 最終更新日時 : 2022-09-19 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(6)建礼門院右京大夫集を書く 6.あの人の筆の跡は 「かなしさの いとどもよほす 水茎の 跡はなかなか 消えぬとぞ思ふ」 選字は、「か那しさのいとヽ裳よほ春水茎の 阿と盤奈可ヽヽ消えねと曽思布」 歌意は、「目にすると、かなしさを何度も誘う、あ […]
2022-09-18 / 最終更新日時 : 2022-09-18 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(5)建礼門院右京大夫集を書く 5.源氏の物語にあったような 「『見るも甲斐なし』とかや、源氏の物語にあること思ひ出でらるるも、『なにの 心ありて』と、つれなくおぼゆ。」 選字は、「見るも甲斐奈し登可や源 氏の物語耳あるこ度思ひ出てら流ヽ […]
2022-09-17 / 最終更新日時 : 2022-09-17 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(4)建礼門院右京大夫集を書く 4.一つも残さずに 「なにかと見ゆるが、かき返すやうにおぼゆれば、ひとつも残さず、みなさやうにしたた むるに」 選字は、「那二かと見ゆ流可ヽ支返すやうにお本ゆ 連八比とつも残さ春み奈佐やうに志多 多む流爾 […]