窓を打つ雨の音に(1)和泉式部日記より
1.宮はあはれと
釈文:「ひと日の御返りの、つねよりももの思ひたるさま、なりしを、あはれとおぼし出てて」
選字は「ひと日能御返りの徒年よ利もヽ農於毛比多る 佐万奈里し越あ者れとお本志出弖ヽ」
鑑賞:「ひと日の御返り」先日の女からの返歌で増水した川で溺れてしまいたい、と詠んだ。
大意は「先日の女からのお返しの歌が、いつもより物思いにふけっていたようなので、宮はしみじみと哀れに思い起こされて」
参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社
1.宮はあはれと
釈文:「ひと日の御返りの、つねよりももの思ひたるさま、なりしを、あはれとおぼし出てて」
選字は「ひと日能御返りの徒年よ利もヽ農於毛比多る 佐万奈里し越あ者れとお本志出弖ヽ」
鑑賞:「ひと日の御返り」先日の女からの返歌で増水した川で溺れてしまいたい、と詠んだ。
大意は「先日の女からのお返しの歌が、いつもより物思いにふけっていたようなので、宮はしみじみと哀れに思い起こされて」
参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社