雨ふりて、つれづれなる日に(8)和泉式部日記から

8.誰にとっても

釈文:「たれも憂き世をや』とあり、五月五日になりぬ。雨なほやまず。」

選字は「多れ裳う記世をやとあ里 五月五日になりぬ雨なほや万春」

鑑賞:「たれも憂き世をや」歌と詞書が一体となった作りで、これも歌の一部で誰にとってもつらく思われる世の中ですのに。

大意は「どなたにとってもつらい世の中ですのに、とあった。五月五日になった。雨はまだ止まない。」

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社