恋すれば私の身は(1)関戸本古今集を臨書して
1.恋をしたら
古今和歌集第十一恋歌一から関戸本古今集に書かれた歌を臨書で見ていきま
しょう。
526「恋ひ死ねとするわざならし むばたまの
よるはすがらに 夢にみえつヽ」
選字は、「古飛志ねと春るわさならしむ者多
万農よるは須可ら爾遊め爾み要徒
都」
歌意は、私に恋い死にしろといって、わざとしていることらしい。夜通し夢
にみえていたことです。
参考文献:関戸本古今集 二玄社
古今和歌集 佐伯梅友校注 岩波文庫