月下獨酌四首から其一(4)李白詩を書く

祥香書

暫伴月将影
 行楽須及春


書き下し文は、「暫く月と影とを伴いて
        行楽 須く春に及ぶべし」

「暫」:しばらく。わずかの間。
「伴」:ともなう。連れ立つ。
「月将影」:月と影とを。

「須」:すべからく〜すべし。助字で再読文字。ぜひ〜する必要がある。
「及春」:春の良い季節に間に合うように。

意味は、しばらくの間は、月と影とを伴って、春の良い季節に間に合うように
遊び楽しみましょう。
寓話の世界のようですね。

 参考文献:漢詩と名蹟 鷲野正明著 二玄社