終わりのない無限の世界に遊ぶ者とは(4)荘子を書く

4.絶対無限の

荘子

 「以遊無窮者、彼且悪
  乎待哉


読み下し文は、「以て無窮に遊ぶ者は、彼れ且た悪(なに)をか待たんや。」
終極のない、絶対無限の世界に遊ぶ者ともなると、彼は一体何を頼みとすることがあろうか、の意です。

終わりがなく絶対無限の世界で遊ぶ者は、何も頼りとすることが無いのです。それは、どういうことでしょうか。真の自由とは、何か。この次に語られる言葉は、この章の肝心な箇所です。

 参考文献:荘子 金谷治訳注 岩波書店