奮い立って飛び上がると(2)荘子を書く
2.その翼は
内容は、「途方もなく大きな鵬がふるいたって飛び上がると、
その翼はあたかも大空に広がった雲のようです。」
「垂天の雲」という絵画的な表現が印象的です。漢字は、意味がありその表している事柄には広がりがあります。
例えば「飛」の文字は草書にしても躍動感が感じられるように書きたいものです。
変体かなでは、「飛」を「ひ」と書くことから親しみのある字です。「怒」も「ぬ」と読み、変体かなとして使われます。漢字の元を辿ることで、新たな発見があります。
参考文献:荘子 金谷治訳注 岩波書店