2025-08-03 / 最終更新日時 : 2025-08-05 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(2)和泉式部日記より 2.うつつと釈文:「うつつにて思へば言はん方もなし こよひのことを夢になさばや」 選字は「有徒ヽ耳て思倍者言波無可多裳那し 故よ飛農許とを遊免二奈佐盤や」 歌意は「昨夜の、現実のことと考えると言いようもありません。心細い […]
2025-08-02 / 最終更新日時 : 2025-08-03 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(1)和泉式部日記より 1.南院入りの件釈文:「なにの頼もしきことならねど、つれづれのなぐさめに思ひ立ちつるを、さらに、いかにせまし、など思ひ乱れて、きこゆ。」 選字は「那耳乃頼もし支こ登奈らねとつ連ヽヽ 乃難具さ免二思比多遅徒る越さらに意可 […]
2025-08-01 / 最終更新日時 : 2025-08-01 タオ 感性豊かな才知 のどやかに降る雨(5)和泉式部日記から 5.わたしの涙が釈文:「落つる涙は雨とこそ降れ 御気色の例よりもうかびたることどもをのたまはせて、明けぬれば、おはしましぬ。」 選字は「落つ流奈み多盤あ免と故曽降れ 御気色の例より毛うか飛多流ことヽ裳を 乃堂万はせ天明希 […]
2025-07-31 / 最終更新日時 : 2025-07-31 タオ 感性豊かな才知 のどやかに降る雨(4)和泉式部日記から 4.いい加減な話に釈文:「なほざりのあらましごとに夜もすがら とのたまはすれば」 選字は「那本さ梨乃あ羅まし故と二夜も須可良 と能多ま波春連八」 鑑賞:「なほざりの」いい加減な。「あらましごと」予想話。宮の言ったのは仮定 […]
2025-07-30 / 最終更新日時 : 2025-07-30 タオ 感性豊かな才知 のどやかに降る雨(3)和泉式部日記から 3.こうなっては釈文:「かくては本意のままにもなりぬばかりぞかし、と思ふに、悲しくて、ものもきこえで、つくづくと泣く気色を、ご覧じて」 選字は「か久天盤 本意能まヽ耳毛那里ぬ者可梨曽可志と 於も布二悲し具て裳能毛支故盈 […]
2025-07-29 / 最終更新日時 : 2025-07-29 タオ 感性豊かな才知 のどやかに降る雨(2)和泉式部日記から 2.情愛深く釈文:「あはれに、なにごともきこしめしうとまぬ御ありさまなれば、心のほどもご覧ぜられんとてこそ思ひも立て」 選字は「阿盤 連耳難二古登も記こし免志うと 万ぬ御あ利佐ま奈れ者心のほと毛御覧 せ羅連无と傳こ楚思ひ […]
2025-07-28 / 最終更新日時 : 2025-07-28 タオ 感性豊かな才知 のどやかに降る雨(1)和泉式部日記から 1.みぞれ立つ釈文:「みぞれ立つ雨の、のどやかに降るほどなり。いささかまどろまで、この世ならずあはれなることを、のたまはせ契る。」 選字は「み楚れ多遅たる雨能ことや可二降る 保と奈梨 い佐ヽかま登路万弖この世那ら春あ者 […]
2025-07-27 / 最終更新日時 : 2025-07-28 タオ 情報 さゆる夜・宮が出家か(5)和泉式部日記を書いて 5.出家ということも釈文:「と、心細くのたまふに、いかにおぼしなりぬるにかあらん、またさやうのことも出で来ぬべきにや、と思ふに、いとものあはれにて、うち泣かれぬ。」 選字は「と心細く 乃多ま布にい可耳お保志奈りぬ類爾可 […]
2025-07-26 / 最終更新日時 : 2025-07-26 タオ 感性豊かな才知 さゆる夜・宮が出家か(4)和泉式部日記より 4.何ということを釈文:「見えたてまつらずは、本意なくやおぼされんと、心細くのたまふに、いかにおぼしなりぬるにかあらん」 選字は「見盈多傳ま 徒ら春盤意難久や於本さ麗无と心細く 乃多ま布にい可耳お保志奈りぬ類爾可 阿羅無 […]
2025-07-25 / 最終更新日時 : 2025-07-25 タオ 感性豊かな才知 さゆる夜・宮が出家か(3)和泉式部日記より 3.その夜に釈文:「その夜、おはしまして、例のものはかなき御物語りせさせ給ひても、かしこにゐてたてまつりてのち、まろがほかにも行き、法師にもなりなどして」 選字は「曽乃夜お盤しま志傳連いのも能者可那支 御物語り勢させ給ひ […]