2025-12-13 / 最終更新日時 : 2025-12-17 タオ 万葉集を味わう 穂積皇子と但馬皇女との悲恋(3)金沢本万葉集から 3.天智天皇より山寺へ原文:「勅穂積皇子遣近江志賀山寺但馬皇女御作歌一首」 書き下し文は「穂積皇子に勅して近江の滋賀の山寺に遣(つか)はす時但馬皇女の作りましし歌一首」 語釈:「志賀の山寺」『扶桑略記』によると崇福寺を指 […]
2025-12-12 / 最終更新日時 : 2025-12-15 タオ 万葉集を味わう 穂積皇子と但馬皇女との悲恋(2)金沢本万葉集から 2.穂向けのかなの選字は「あ支能多の本むけのよする可たよ利耳 き見爾よ利那こと可たうと无」 鑑賞:「穂向け」稲の穂が実って、それぞれの方向を向くことを指す。「ことたかりとも」世間でさまざまに噂になってもかまわない。 但馬 […]
2025-12-11 / 最終更新日時 : 2025-12-15 タオ 万葉集を味わう 穂積皇子と但馬皇女との悲恋(1)金沢本万葉集から 1.秋の田の原文:「秋田之穂向所縁異所縁君爾奈名事 痛有登母」 書き下し文は「秋田之(あきのたの)穂向所縁(ほむけのよする)異所縁(かたよりに)君爾奈名(君によりなな)事痛有登母(ことかたうとも)」 歌意は「秋の田の稲穂 […]
2025-12-10 / 最終更新日時 : 2025-12-15 タオ 万葉集を味わう 大津皇子と大伯皇女の贈答歌(5)金沢本万葉集より 5.ゆきすぎがたき選字は「布た利ゆけとゆ支すき可多支あきや万を い可て(可)き見可ひと利こゆら无」 鑑賞:前歌は大津皇子を送られた時の歌であり、今歌は見送った後、寂しく去って行かれた皇子を思いやって詠まれた。 秋の山は通 […]
2025-12-09 / 最終更新日時 : 2025-12-15 タオ 万葉集を味わう 大津皇子と大伯皇女の贈答歌(4)金沢万葉集より 4.二人ゆけど原文:「二人行木予去過難寸秋山乎如何君之獨越武」 書き出し文は「二人行木予(ふたりゆけど)去過難寸(ゆきすぎがたき)秋山乎(あきやまを)如何君之(いかできみが)獨越武(ひとりこゆらむ)」 歌意は「二人で行っ […]
2025-12-08 / 最終更新日時 : 2025-12-14 タオ 万葉集を味わう 大津皇子と大伯皇女の贈答歌(3)金沢本万葉集より 3.わが背子を選字は「わ可せこをや万登へや類とさよふけて あ可つ支つゆ爾わ禮多ちぬれぬ」 語釈:「わが背子」弟である大津皇子をさす。妹背は本来、姉弟も指していたが、一般的には夫婦間に用いる場合が多い。お二人の間にも恋愛感 […]
2025-12-07 / 最終更新日時 : 2025-12-14 タオ 万葉集を味わう 大津皇子と大伯皇女の贈答歌(2)金沢本万葉集より 2.吾勢祐を原文:「吾勢祐乎倭邉遣登佐夜深而鶏鳴露爾 吾之所霑之」 書き下し文は「吾勢祐乎(わがせこを)倭邉遣登(やまとへやると)佐夜深而(さよふけて)鶏鳴露爾(あがつきつゆを)吾之所霑之(われたちぬれぬ)」 歌意は「わ […]
2025-12-06 / 最終更新日時 : 2025-12-14 タオ 万葉集を味わう 大津皇子と大伯皇女の贈答歌(1)金沢本万葉集より 1.大津皇子とは原文:「大津皇子窃於伊勢神宮上来時大伯 皇女御作歌二首」 背景:大津皇子は、天武天皇の皇子である。大伯皇女は同母姉。文武に優れ、氏は当代有数とされその詩は『懐風藻』に所収される。歌は万葉集に収まり異色とさ […]
2025-12-05 / 最終更新日時 : 2025-12-07 タオ 展覧会 2025年 第81回温知会書道展 12/10(水)まで 教育部審査会員 かな部 森田祥香釈文:「霜さゆる庭の木の葉をふみ分けて月は見るやと訪ふ人もがな」選字は「し裳佐ゆる庭乃この葉を 不美わ希転月者三るやと 訪ふ人毛可那」出典『千載和歌集 十六・雑』西行
2025-12-04 / 最終更新日時 : 2025-12-04 タオ 万葉集を味わう 久米禅師と石川郎女の歌四首(8)金沢本万葉集から 8.知る人ぞひく選字は「阿つさゆ見つらをと利はけひ久ひとは 能ちのこヽろを私る人そひ久」 特徴:選字は簡素でありあまり変体かなを用いない。墨の調子は控えめである。ただ終句の「しる人」で墨を継ぎ、「し」の力強さが映える。 […]