2025-07-03 / 最終更新日時 : 2025-07-03 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(6)和泉式部日記を書いて 6.すがすがし釈文:「すがすがしうも思ひ立たぬほどは、ただうちながめてのみ明かし暮らす。」 選字は「寸可ヽヽ志うも思ひ 多ヽぬ保と者堂ヽう遅那可免て乃み明可志 具ら春」 鑑賞:「すがすがしう」すっぱりと思い切って。「うち […]
2025-07-02 / 最終更新日時 : 2025-07-02 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(5)和泉式部日記を書いて 5.南院入りを釈文:「と思へどかひなくなん。なほおぼしめし立てとあれど、いとつつましうて」 選字は「と思へ登可比奈久那無奈ほお本し免志多て 度あれといとつつましう傳」 鑑賞:「と思へど」前の歌をそのままうける。「おぼしめ […]
2025-07-01 / 最終更新日時 : 2025-07-01 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(4)和泉式部日記を書いて 4.何の思ひもなしに釈文:「ご覧じて、あはれとおぼしめして、ここにもとて、『思ふことなくて過ぎにしをととひと きのふけふになるよしもがな』 鑑賞:「ここにも」(宮が)私の方も歌意は「何の思いわずらいもなく過ごした一昨日と […]
2025-06-30 / 最終更新日時 : 2025-06-30 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(3)和泉式部日記を書いて 3.所在なく釈文:つれづれとけふ数ふれば年月の きのふぞものは思はざりける」 選字は「徒連ヽヽ登遣布数ふれ盤年月の 記乃ふ楚も農八お裳はさり介類」 鑑賞:「昨日」は「心のどかに御物忌起きふし聞えてつれづれもまぎれた、「昨 […]
2025-06-29 / 最終更新日時 : 2025-06-29 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(2)和泉式部日記を書いて 2.無性に思ひが釈文:「御物忌みすぎぬれば、例の所に帰りて、けふはつねよりも名残り恋しう思ひ出でられて、わりなくおぼゆれば、きこゆ」 選字は「御物忌み寸きぬ連八例の所爾帰 利傳希ふ者徒年より毛名残利恋しう 思比出て羅連て […]
2025-06-28 / 最終更新日時 : 2025-06-29 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(1)和泉式部日記を書いて 1.心のどかに釈文:「心のどかに御物語り、起きふしきこえて、つれづれもまぎるれば、参りなまほしきに」 選字は「こヽ楼乃とか耳御物語り起支布志きこ 盈弖徒連ヽヽ裳ま幾るれ盤万ゐ利那ま 保し支二」 鑑賞:「御物語り」特に物語 […]
2025-06-27 / 最終更新日時 : 2025-06-27 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(6)和泉式部日記を書いて 6.牛車の迎えが釈文:「しのびたる所におはしますとて、例の車あれば、今はただのたまはせんにしたがひて、と思へば、参りぬ。」 選字は「し能飛多流所爾お 者し万須とて例の車あれ盤今者多ヽの堂まは勢无二し多可ひて登思へ盤満ゐ […]
2025-06-26 / 最終更新日時 : 2025-06-26 タオ 情報 荻の葉擦れの音を(5)和泉式部日記を書いて 5.私を思ってくださり釈文:「思ひやりきこゆるこそいみじけれ とぞある。のたまはせける、と見るもをかしくて、所かへたる御物忌みにて」 選字は思ひや利支許ゆるこ所いみじ介れと曽阿る乃多満者せ希類と見るも越可志具弖所可 遍多 […]
2025-06-25 / 最終更新日時 : 2025-06-25 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(4)和泉式部日記を書いて 4.訪れる人もない家で釈文:「かれはててわれよりほかに問ふ人も あらしの風をいかが聞くらん」 鑑賞:「あらし」を「嵐」と「あらじ」とにかける。 歌意は「草木が枯れてしまって、私の他に誰も訪ねる人がいないと思われる宿で、嵐 […]
2025-06-24 / 最終更新日時 : 2025-06-24 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(3)和泉式部日記を書いて 3.風の音はいかが釈文:「ときこえたれば、かれよりのたまはせかける、御文を見れば、いとおそろしげなる風の音いかが、とあはれになん」 選字は「ときこ盈多れ盤可麗より能堂万はせ介類 御文を見連八意登於曽露し遣那る風の 音い可 […]