2022-09-24 / 最終更新日時 : 2022-09-23 タオ 禅と書のつながり 良寛の戒語を臨書する(3)一巻の冒頭より 3.へらずぐち 原文:「へら春ぐち ひやう里ぐち 人能毛のいひきらぬ中にものいふ」 釈文:「へらずぐち ひやうりぐち 人のものいひきらぬ中にものいふ」 七行目の「へ」は墨をつけて大きく書かれて印象 […]
2022-09-23 / 最終更新日時 : 2022-09-23 タオ 禅と書のつながり 良寛の戒語を臨書する(2)一巻の冒頭より 2.かしましく 原文:「と者ず可多り さしでぐち こどくる」 釈文:「とはずがたり さしでぐち こどくる」 こちらの良寛の戒語は、変体かなをあまり使わずに読み易い書き方となっています。四行目は、「 […]
2022-09-22 / 最終更新日時 : 2022-09-22 タオ 禅と書のつながり 良寛の戒語を臨書する(1)一巻の冒頭より 1.ことばのおほき 原文:「ことばのおほき 者やこと 可しましく毛能いふ」 釈文:「ことばのおほき はやこと かしましくものいふ」 良寛が戒語を書いた一巻の冒頭です。良寛は、他の人に説教などをしな […]
2022-09-21 / 最終更新日時 : 2022-09-19 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(8)建礼門院右京大夫集を書く 8.十悪とは 真実にそむいて巧みに飾り立てたことばを「綺語」といい、十悪の一つとされますが、他にどういうものがあるのでしょうか。 十悪とは、仏教語で身・口・意の三業がつくる10種の罪悪です。殺生・偸盗(ちゅうとう)・邪淫 […]
2022-09-20 / 最終更新日時 : 2022-09-22 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(7)建礼門院右京大夫集を書く 7.玉の緒も 「かばかりの 思ひにたへて つれもなく なほながらふる 玉の緒も憂し」 選字は、「可は閑り農思ひ二多遍て徒連も奈久 難本奈可羅布る玉の緒も憂し」 歌意は、「これほどの悲しみに耐えて、なおも生き永らえ […]
2022-09-19 / 最終更新日時 : 2022-09-19 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(6)建礼門院右京大夫集を書く 6.あの人の筆の跡は 「かなしさの いとどもよほす 水茎の 跡はなかなか 消えぬとぞ思ふ」 選字は、「か那しさのいとヽ裳よほ春水茎の 阿と盤奈可ヽヽ消えねと曽思布」 歌意は、「目にすると、かなしさを何度も誘う、あ […]
2022-09-18 / 最終更新日時 : 2022-09-18 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(5)建礼門院右京大夫集を書く 5.源氏の物語にあったような 「『見るも甲斐なし』とかや、源氏の物語にあること思ひ出でらるるも、『なにの 心ありて』と、つれなくおぼゆ。」 選字は、「見るも甲斐奈し登可や源 氏の物語耳あるこ度思ひ出てら流ヽ […]
2022-09-17 / 最終更新日時 : 2022-09-17 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(4)建礼門院右京大夫集を書く 4.一つも残さずに 「なにかと見ゆるが、かき返すやうにおぼゆれば、ひとつも残さず、みなさやうにしたた むるに」 選字は、「那二かと見ゆ流可ヽ支返すやうにお本ゆ 連八比とつも残さ春み奈佐やうに志多 多む流爾 […]
2022-09-16 / 最終更新日時 : 2022-09-15 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(3)建礼門院右京大夫集を書く 3.涙で目の前が かつて資盛からいただいた手紙の筆跡や言葉が見るまいとしても目に入ってつらくなります。八行目から「昔のあとは涙のかかるならひなるを、目もくれ心も消えつつ、いはぬかた なし。そのをり、とありし、か […]
2022-09-15 / 最終更新日時 : 2022-09-15 タオ 思慕の情 資盛を弔い源氏物語を思い出して(2)建礼門院右京大夫集を書く 2.尊勝陀羅尼 「尊勝陀羅尼、何くれ、さらぬこともおほく書かせなどするに、『なかなか見じ』と 思へど、さすがに見ゆる筆の跡、言の葉ども、かからでだに」 選字は、「尊勝陀羅尼なニ 九連佐らぬこ登毛於本久書かせ奈と […]