2025-02-05 / 最終更新日時 : 2025-02-05 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(11)臨書して 11.行書の皇帝「皇」:上部の「白」は中心から左右に横画の長さを変えている。また横画の間隔は不等分割となっている。 「帝」:下部の巾部は軽く、上部はやや重い。巾の位置は、右寄りにして、均衡を保っている。終筆の処理にも注意 […]
2025-02-04 / 最終更新日時 : 2025-02-04 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(10)臨書して 10.行書の教と序「教」の結構:偏と旁の高さに注意する。偏を太く密にして、旁をやや下げる。最終画は太めにして文字の全体を引きしめる。 「序」:左はらいに特徴がある。一度止めてから抜いている。画の中で筆がもどる気持ちで、内 […]
2025-02-03 / 最終更新日時 : 2025-02-04 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(9)臨書して 9.行書の蔵と聖「蔵」の結構:艸部は上部を大きくおおうように配し、ゆったりと構える。右下方の筆画を太くして、重心を右によせる。胴体が引き締まって、キュッとした形にする。 「聖」の結構:全体の中心が右へ移動している。これは […]
2025-02-02 / 最終更新日時 : 2025-02-02 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(8)臨書して 8.行書の聖教序釈文「大唐三蔵」楷書と行書を同時に学ぶことで筆の動きに柔らかさが生まれ、理解が深まる。「大」:左はらいは、たてに近い角度で伸びやかに書かれる。右はらいは、ほぼ水平に近い角度で全体をひきしめるように書かれて […]
2025-02-01 / 最終更新日時 : 2025-02-01 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(7)臨書して 7.帝と製「帝」終画のたて画は「懸針」という。筆を下へ進め、末端は鋒先をぬく。するどく尖り力がなければならない。 結構:「巾」が下部にあるときは、左右を調整させ、中央のたて画は懸針法である。 「製」下部の「衣」は上の点を […]
2025-01-31 / 最終更新日時 : 2025-01-31 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(6)臨書して 6.文に学ぶ「文」から多くの筆法と結構を学ぶことができる。まず、一画目の右点。筆鋒を右へ向けて軽くおさえて筆先を戻して静かにとめ、左上方に向けて筆をぬく。花弁のような形になる。 横画(右へ尖る):筆を下ろすとき鋒先を尖ら […]
2025-01-30 / 最終更新日時 : 2025-01-30 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(5)臨書して 5.雁塔の教と宗「教」攴(ぼく)づくりは多く合体した字を構成する。左上方から右下へ向けて筆をぬいて鋒を出すことを「捺」という。 捺は漢字の特別な線で、円味を帯びて、あまり平らにはしない。一波三折の妙味がある。下へ向けてゆ […]
2025-01-29 / 最終更新日時 : 2025-01-29 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(4)臨書して 4.蔵と聖「蔵」五画目の短い縦画は末端で鋒を返してやさしくはねる。まっすぐに伸ばした線を柔らかく返している。 終画は「縦戈(じゅうか)」または「戈鉤(かこう)」ともいう。鋒先を右上から紙に入れ、筆をおさえて下に進め、鋒を […]
2025-01-28 / 最終更新日時 : 2025-01-29 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(3)臨書して 3.筆づかいについて釈文:「大唐三蔵」「大」:払いの運筆には三つの過程がある。はじめの筆画は細くほぼ弧形、筆づかいは軽い。次に鋒先を広げつつ下へ動かし、次第に重くし、だんだんと太くなる。末端で一度止め、筆を持ち上げて鋒を […]
2025-01-27 / 最終更新日時 : 2025-01-28 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(2)臨書して 2.雁塔の書褚遂良の最晩年の作である。この書の特色は、弾力に富み、細太・強弱の変化が豊かで、清らかな風韻を有している。独自の書法を確立した書である。 その柔らかな運筆は、楷書の枠にとどまらず、行意を有する。かな書を学ぶ者 […]