2020-07-03 / 最終更新日時 : 2020-07-03 タオ 禅と書のつながり 歌から道元禅師をよみとく(5) 5.本来の面目を詠ず「春は花夏ほととぎす・・・」の和歌の詞書にあった、「本来の面目を詠ず」とはどういうことでしょうか。 日本に帰ったばかりの道元禅師は最初に『普勧坐禅儀』を著しました。その中に、『自然に身心脱落して、本来 […]
2020-07-02 / 最終更新日時 : 2020-07-02 タオ 禅と書のつながり 歌から道元禅師をよみとく(4) 4.継色紙から前回の横書きの歌は継色紙を倣書しました。その基になった継色紙は以下の通りです。 「布ゆこもり 於母飛 閑希ぬ乎 このま よ里 八那と見 るま亭 ゆきぞ […]
2020-07-02 / 最終更新日時 : 2020-06-29 タオ 禅と書のつながり 歌から道元禅師をよみとく(3) 3. 秋は月 月秋の初めに なりぬれば 今年も半ばは すぎにけり わがよふけ行く月影の 傾く見るこそ あはれなれ 雪冬の夜さむの 朝ぼらけ ちぎりし山路に 雪ふかし 心の跡はつかねどもおもひやるこそ あはれなれ*① […]
2020-07-01 / 最終更新日時 : 2020-06-29 タオ 禅と書のつながり 歌から道元禅師をよみとく(2) 2.夏ほととぎす当時、武士たちの台頭によって、豊かだった自然は荒れ、人々の心にあった自然への畏敬の念は薄れていきました。 それまでは、伝来の仏教と古代からの神々との間に競合は起きず、神仏習合の思想が定着していました。とこ […]
2020-06-30 / 最終更新日時 : 2020-06-29 タオ 禅と書のつながり 歌から道元禅師をよみとく(1) 1春は花 「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり」 歌意:春は花が美しく、夏はホトトギスが耳を楽しませ、秋は月が心を打ち、冬は雪が冴え冴えと凍って、すべてすがすがしいことであるよ。 この歌は、川端康 […]
2020-06-29 / 最終更新日時 : 2020-06-26 タオ 禅と書のつながり 何にでも書いてしまう良寛さん(5) 5. 良寛さんは良寛さん引き続き良寛の作品の特徴ですが、 六 点画の表現力がたいへん強く、古典に匹敵するものがある七 あかぬけしていて、こだわりがない八 技巧にすぐれ、個性的な風格である 良寛さんの書は、良寛そのものであ […]
2020-06-28 / 最終更新日時 : 2020-06-26 タオ 禅と書のつながり 何にでも書いてしまう良寛さん(4) 4良寛さんの書の魅力良寛の書は親しみやすく、書道に興味がある人ばかりでなく一般の人にも好意的に迎えられています。それは、良寛の書には、肩肘が張ったところがなく、柔らかい筆遣いが人柄までも彷彿とさせているからでしょう。 現 […]
2020-06-27 / 最終更新日時 : 2020-06-26 タオ 禅と書のつながり 何にでも書いてしまう良寛さん(3) 3. お釈迦さまのことばお釈迦さまは、「前には/放逸なりし人も/やがて後に/励み深き人は/まこと雲を離れたる/月のごとく/この世間を照さん」(発句経・172) 自分が救われるだけでなく、世を照らす人にもなりうる、という教 […]
2020-06-26 / 最終更新日時 : 2020-06-26 タオ 禅と書のつながり 何にでも書いてしまう良寛さん(2) 2.心月輪とは何か まずは読み方もいろいろあります。「こころ、がつりんのごとし」と読み、仏教の月輪観、即ち、わが心月輪のごとしと観ずる観法の意であるとされます。(渡部秀英氏) 「心月は輪なり」と読み、輪はめぐる作用で、そ […]
2020-06-25 / 最終更新日時 : 2020-06-26 タオ 禅と書のつながり 何にでも書いてしまう良寛さん(1) 1.鍋のフタに書く 「心月輪」しんがちりんと読みますが、他にも読み方はあります。良寛が解良家へ遊びに出かけた時、たまたまこの鍋蓋を見て、急に書を書きたい心持ちになり書きつけたという有名な作品を臨書したものです。 良寛さん […]