2023-01-08 / 最終更新日時 : 2023-01-06 タオ 思慕の情 涙がとめどなく流れて(6)建礼門院右京大夫集にて 6.お釈迦さまが示されたこと 釈文:「世の中の つねなきことの ためしとて 空がくれにし 月にぞありける」 選字は、「世の中乃徒年奈きこ登能堂免志とて 楚ら閑久れ爾し月耳處阿利介類」 歌意は、「世の中が無常 […]
2023-01-07 / 最終更新日時 : 2023-01-06 タオ 思慕の情 涙がとめどなく流れて(5)建礼門院右京大夫集にて 5.我が身の行方は 釈文:「この頃聞くはいたくしみじみとおぼえて、ものがな しく、涙のとまらぬも、ながらふまじきわが世のほ どにやと、それはなげかしらからずおぼゆ。」 選字は、「この頃支 久盤い多倶し […]
2023-01-06 / 最終更新日時 : 2023-01-06 タオ 思慕の情 涙がとどめなく流れて(4)建礼門院右京大夫集にて 4.この世の無情が 釈文:「僧などの語るを聞くにも、なにもただ物のあはれの ことにおぼえて、涙とどめがたくおぼゆるも、さは どのことはいつも聞きしかど」 選字は、「僧奈と能可堂る越支九にも 那耳毛多ヽ […]
2023-01-05 / 最終更新日時 : 2023-01-04 タオ 思慕の情 涙がとめどなく流れて(3)建礼門院右京大夫集にて 3.涅槃会では 釈尊入滅の二月十五日は涅槃会が行われます。釈文:「ニ月十五日、涅槃会とて、人のまゐりしに、笹はれ てまゐりぬ。行ひうちして思ひ続くれば、釈迦仏の 入滅せさせ給ひけぬをりのこと」 選字は、「二月 […]
2023-01-04 / 最終更新日時 : 2023-01-03 タオ 思慕の情 涙がとどめなく流れて(2)建礼門院右京大夫集にて 2.つらいことが多くて 釈文:「憂きことの いつもそふ身は なにとしも 思ひあへでも 涙おちけり」 選字は、「憂きこ登の以徒も曽布身は奈爾度 し裳於毛ひあ遍ても涙お遅け里」 歌意は、「つらいことが、いつも我 […]
2023-01-03 / 最終更新日時 : 2023-01-03 タオ 思慕の情 涙がとどめなく流れて(1)建礼門院右京大夫集にて 1.どうということのない話でも 特にどうということのない話を耳にしても釈文:「ことなることなき物語りを人のするに、思ひ出でら るることありて、そぞろに涙のこぼれそめて、とど めがかたく流るれば」 選字は、「こ […]
2023-01-02 / 最終更新日時 : 2022-12-30 タオ 思慕の情 梅の香りが漂う夜にひとり(7)建礼門院右京大夫集を書いて 7.思いやってください 歌意は、「思いやってくださいね。あなたはそう言われます が私は、もしお会いしていたなら、どうだったか しらと思うその名残だけで、昨日も今日も物思い にふけりながらありあけ […]
2023-01-01 / 最終更新日時 : 2022-12-30 タオ 思慕の情 梅の香りが漂う夜にひとり(6)建礼門院右京大夫集を書いて 6.有明の空 返しの歌がありました。釈文:「思へただ さぞあらましの なごりさへ 昨日も今日もありあけの空」 選字は、「於もは多ヽ佐曽あ羅まし乃南こ梨さ 遍昨日も今日裳阿里あ希の月」 相手も思っていたことを […]
2022-12-31 / 最終更新日時 : 2022-12-30 タオ 思慕の情 梅の香りが漂う夜にひとり(5)建礼門院右京大夫集を書いて 5.どれほどの名残が 釈文:「あはれいかに 今朝なごりを ながめまし きのうの暮れの まことなりせば」 選字は、「あは連い可耳今朝者那こ利越奈可 免まし昨日の暮れのまこ登奈利勢八」 歌意は、「どれほどか今朝 […]
2022-12-30 / 最終更新日時 : 2022-12-30 タオ 思慕の情 梅の香りが漂う夜にひとり(4)建礼門院右京大夫集を書いて 4.梅がかおって 釈文:「月さし入りて、梅かをりつつ艶なり。ながめあかし て、つとめて申しやる。」 選字は、「月佐入利て梅可越利つヽ え无那里奈可免あ可し傳つとめて 申しや流」 大意は、「月の光が差 […]